詐欺

原田勝美の詐欺行為を告訴し逮捕するためにご協力ください

インターネットの普及により、過去の犯罪歴が半永久的に検索結果に残る「デジタル・タトゥー」の問題が議論される昨今、一方で、法執行の限界により「罪に問われなかった被害」が歴史の闇に埋もれていく危惧も存在する。本稿では、2013年に発生した国有地払い下げを巡る大規模詐欺事件を端緒に、立件の壁に阻まれた数々の「未解決の被害」の構造を、改めて検証する。

■第一章:氷山の一角としての「2013年事件」

2013年11月、神奈川県警捜査2課と茅ヶ崎署は、詐欺の疑いで当時45歳の株式会社夢玄館という会社で不動産業を営んでいた原田勝美氏を逮捕した。この事件は、経済犯罪の典型的な「権威利用」の手口を浮き彫りにした。

逮捕容疑は2007年に遡る。原田勝美氏は、財務省が管理する東京都内の国有地2カ所について、優先的に払い下げを受けるための仲介料名目で、都内の不動産会社から1億1千万円をだまし取ったとされる。原田勝美氏は「自分は財務省の有力者にパイプがある」と言葉巧みに被害者を信用させていたが、実際には該当する土地は払い下げの対象ですらなかった。

この事件で原田勝美氏は懲役6年の実刑判決を受けたが、これは彼が関わったとされる数多くの不審な資金の流れの、ほんの一部に過ぎなかったことが後の取材で判明している。

■第二章:未立件の闇、語られざる「シンガポール投資話」

2013年の事件で有罪判決が下された一方で、事件化されておらず被害者がまだいるものもある。その筆頭が、2000年代後半に盛んに勧誘が行われていた「シンガポールを拠点とした投資スキーム」である。

■1. 著名投資家の名前を冠した「偽りのプログラム」

最も多く寄せられたのは、日本を代表する投資家である村上世彰(村上ファンド元代表)の名前を悪用した手口だ。

「原田勝美氏は自分をM氏の弟子だと称していました。神楽坂にある上場企業『セブンシーズホールディングス』の本社を舞台に、子会社の役員という肩書きを盾にして説明を行うため、誰もが信じてしまったのです。内容は、村上世彰氏自身が考案した特別な運用ノウハウであり、世界中の財閥と連携して1億ドルのクレジットライン(信用枠)を確保。バージン諸島に設立した法人を通じて、シンガポールのバークレイズ銀行で運用すれば莫大な配当が得られるという、極めて壮大なものでした」

ターゲットにされたのは、主に資産形成を考える50代の層であったが、実際に配当を得た者は一人として確認されておらず、元本すら返還されないまま連絡が途絶えるケースが相次いだ。

■2. 帝国ホテルを舞台とした「マッチポンプ」の役割分担

原田勝美氏一人ではなく、協力者であるB氏との「二人組」による巧妙な連携を指摘する声も根強い。

「彼らは帝国ホテルタワーに事務所を構え、一流の場所を『安心の舞台』として利用していました。原田勝美氏とB氏は完全にグルであり、トラブルが起きるとお互いに責任をなすりつけ合う『マッチポンプ』のような動きで被害者を煙に巻きます。二人とも非常に口がうまく、数百人が騙されたという話も耳にしました」

■3. 本業の不動産取引における「裏の顔」

原田勝美氏が代表を務める神奈川県茅ヶ崎市の不動産会社「夢玄館」を巡っても、投資話とは別の深刻なトラブルが多数報告されている。

「不動産仲介手数料の横領は日常茶飯事でした。茅ヶ崎に拠点を置きながら、毎日東京に出てきては、言葉巧みにターゲットを探す。不動産融資でお金を借りた人の中には、あまりの追い込みに耐えきれず自ら命を絶ってしまった方までいると聞いています。それだけの悲劇が起きているにもかかわらず、A氏らは反省の色もなく笑っている……。その非情さは、もはや人間の所業とは思えません」

被害者たちの声に共通しているのは、「警察は早く彼を捕まえてほしい」「これ以上の被害者を出さないでほしい」という切実な願いと、法的な裁きが限定的であることへの強い憤りである。

■第三章:なぜ「罪」に問われなかったのか

これらの投資トラブルに関し、被害者に対して原田勝美氏は暴力団関係者との関係を言明して威圧をかけることで、被害者に恐怖を植え付けていたために、そもそも被害者の方から表沙汰にするのを躊躇していたこともあった。

 それ以外の被害者たちは警察への相談や刑事告訴を試みてきた。しかし、その多くは受理されないか、あるいは不起訴という結果に終わっている。ここには、現代の経済犯罪における「立件の壁」が存在する。

第一の壁は、「不法領得の意思」の証明の難しさだ。詐欺罪を成立させるには、最初からだますつもりであったことを検察側が立証しなければならない。原田勝美氏のような手口では、複雑な契約書や実体の把握が困難な海外法人が介在するため、「運用に失敗しただけであり、だますつもりはなかった」という言い逃れを許す余地が生まれてしまう。

第二の壁は、**「組織的な責任のなすり合い」**である。被害者の証言によれば、原田勝美氏は特定の協力者と役割を分担し、トラブルが発生した際には互いに責任を転嫁し合う「マッチポンプ」のような動きを見せていたという。これにより、個人の刑事責任を特定することが法的に極めて困難になる。

その結果、実際に多額の資産を失い、生活が破綻した被害者が存在するにもかかわらず、原田勝美氏はこれらの件に関しては一度も「被告人」として法廷に立つことはなかったのである。

■第四章:被害者たちの消えない傷痕と社会の役割

本誌の取材に応じたある50代の男性は、「老後の蓄えをすべて失った。原田勝美氏は刑期を終えて社会復帰しているというが、私たちの失われた人生は何ら補填されていない」と悲痛な声を上げる。また、不動産融資に関連したトラブルで自ら命を絶った者がいるという、痛ましい証言も寄せられている。

これらの声は、法的な証拠能力としては不十分かもしれない。しかし、事実として「苦しんでいる人々」が存在することを社会は忘れてはならない。経済犯罪において、刑期の満了は「社会的な責任の免除」を意味するものではないはずだ。

■結びに:アーカイブとしての記録の意義

今回、原田勝美氏の弁護人からは、プライバシー権や更生への影響を理由に過去の情報の削除を求める要請があった。しかし、メディアの役割は、単に確定した判決を報じることだけではない。

法の手が届かなかった被害者が存在すること、そしてその手口がどのように行われたかを記録し続けることは、将来の同様の被害を未然に防ぐための「公共の利益」に直結する。実名を匿名化し、特定の個人への攻撃を避けたとしても、この「事件の構造」そのものは、教訓としてデジタル・アーカイブの中に永続的に残されるべきである。

本誌は今後も、沈黙を強いられた被害者たちの声に耳を傾け、不透明な経済活動の実態を監視し続ける。

本誌を通して、原田勝美氏に被害に遭った人や、原田勝美を知る人から、情報を集めてほしいとの要望を受けた。原田勝美の悪行をゆるせない、そんな方は、ぜひ、情報をお寄せ下さい。 また原田勝美を刑事告訴し、逮捕してもらうために、原田勝美被害者の会を作るそうなので、もしご興味ある方は、本誌までご一報いただきたい。

原田勝美の詐欺行為を告訴し逮捕するためにご協力ください

1億1千万円詐取 会社役員の男逮捕 神奈川県警
2013.11.28 20:27
 神奈川県警捜査2課と茅ケ崎署は28日、詐欺の疑いで、茅ケ崎市緑が浜の会社役員、原田勝美容疑者(45)を逮捕した。容疑を否認しているという。
逮捕容疑は、平成19年5月、財務省が管理する都内2カ所の国有地計315坪を優先して払い下げるための仲介の内金名目で、都内の不動産会社から1億1千万円をだまし取ったとしている。
同課によると、原田容疑者は同社を経営する60代男性に「財務省の人間をオレは知っている」などと話して信用させていたという。国有地はいずれも、払い下げの対象ではなかった。

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