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内田貴博が財務省金運用で巨額詐欺!被害続出で鯖江警察署にあべこべ相談

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 被害者Aさんは次のように憤る。「内田貴博は4000万円の貸し借りを装って、初めから計画的にお金を私からだまし取ったことは間違いありません。
 残されているやり取りから、詐欺だということを十分立証できるので、詐欺事件として告訴が受理されるでしょうし、受理してもらいます。
 お金の受渡し場所には内田貴博の弟も来ていました。また内田貴博の父親も五千万円を出資したと言っていました。そしていざ内田貴博が逃げ回ることになると、父親は内田貴博を匿って、そんな借金踏み倒せとばかりに息巻いていると聞き、もう腹立たしさがおさまりません。」
 詐欺事件の取材を進めていくと、ほかにも複数の被害者がいることが判明。被害者である被害者Aさんは今、内田貴博への告訴を進めている中、同時に複数の被害者たちも告訴を進めているといいます。

財務省の金運用資金と豪語

被害者Aさんは知人を介して内田貴博と知り合いになったという。しょっちゅう熱心に直接会って話しをさせてくれと連絡をしてくるが、知人からの紹介なので邪険にもできず、仕事の昼休みや仕事後の空いた時間などに、カフェなどで話を聞く程度に対応していたといいます。
 会うと青経塾に所属しているだとか、葉山に10億円の別荘を持っているとか、政治家と深い付き合いがあると自らのことについて語り、さらにいくつもの億単位の事業に関与していて、そうした事業に投資を持ちかけてきたという。
 ある日、金運用の話をはじめたという。なんでも財務省が隠し持っている金の運用なので、固い案件なんだけど、どうしてもあと少し、お金が足りないという。自分で2億円は出していて、大手のペット店に1億円出してもらった、父親は5000万円出した。それでもあと少したりなくて運用が滞っている、少しでもいいから貸してくれと非常に困った様子だった。

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内田貴博の父親である内田耕士も5000万円を出していたという

シンセイマネジメントとシンセイコーポレーション

 内田貴博は当時、株式会社シンセイマネジメントの社長であったが、オフィスは東京都港区北青山のプラセオ青山というレンタルオフィスで、賃料は約20万円だ。
 そしてその系列会社であり、自らも専務だったというシンセイコーポレーションは、福井県鯖江市でブライダル関連のビジネスをしており、その会社の社長であり父親も、内田貴博の投資話にお金を出しているから安心だという話だった。

家族ぐるみ?現金受取に日本青年会議所の弟も同席

 内田貴博は親しい友人からの紹介されたこともあり、眼の前で困っているのを邪険にできないのと、内田貴博の父親まで出資しているなら安心だろう。いざとなれば10億円の葉山の別荘もあるならばと、今すぐ自由にすることができたお金を貸してあげることにしたといいます。
貸してくれた謝礼はするものの、税金や金商法の問題があるから、4千万円無利子で返済するという借用書をつくると説明し、住民票と印鑑証明書を添えて契約を結び、契約時に現金を手渡した。
 大変高額なお金を貸すことで心配になっている被害者を安心させるためか、現金の受渡し時には、表参道の日本青年会議所に所属しているという弟、内田康喜を同席させ、被害者を信用させていたという。

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5百万円足りないから一ヶ月待ってくれ

 4000万円の借用契約を結んでから、たびたび連絡を取り、運用状況を聞くと、大丈夫と答えていた。そして 4000万円の返済の期日が一週間前に迫った日に、改めて連絡を入れると、3500万円までは用意できているけど、あと500万円が足りないからあと一ヶ月待ってくれと言われた。
内田貴博が運用している手法は、金の投資をぐるぐるまわして利益を出していくのであるが、本来回すべき回数が足りなかったために、利益を出すことができなかったという。そのため、3500万くらいはあるけど、現状ではまだ四千万円に到達していない。それなので、後一ヶ月待ってもらえませんかと言われたという。期日までに返済が難しいとわかった時点で、内田貴博の方から言うべきだろうという怒りの気持ちはあったものの、とりあえず、一ヶ月待つこととした。

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交通違反を武勇伝のように見せびらかしていた内田貴博

財務省の金の運用は嘘だった?

 約束の一ヶ月後の返済期日がやってきて、内田貴博を呼び出した。ところがまだ4000万円を用意できないという。
その理由を詳しく聞くと、実は内田貴博が財務省の金を運用しているという話は嘘で、実は内田貴博は被害者Aさんから預かったお金を、そっくりそのまま、別の人に渡していて、その人が逃げてしまったのだという。そしてその預け先からお金を回収するという話になっていた。
当初の話と違ったのであるが、今思えば、それも本当かどうかわからないが、当時の内田貴博の説明は次のとおりだ。一般財団法人日本基金の長光文一郎に投資をしてお金をだまし取られたから、そこから回収するのだと言う。だから5月まで待ってくれと言う。
それで日本基金の長光文一郎の自宅までいったら、不法侵入で逮捕されたと、お金の回収のために一生懸命だというアピールをして、そこまで熱心に回収に動いているから、どうしても待ってほしいと懇願してきたという。
 約束の4千万円を一度に返済できないとしても、せめて一万円づつでも返せないか?と言うと、恥ずかしい限り、騙されてすっからかん。夜間の警備員のバイトをしながら、友達の家を居候させてもらい転々しながら、食いつないでいる状態だと説明していた。

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内田貴博が長光文一郎にだまされた?

神奈川で同棲していた夜職の女が女房?

 内田貴博が東京にいた頃の交友関係にあった人物によれば、東京にいるときは、女と同棲していたといいます。その女はキャバクラだか風俗だかで働いていたが、内田貴博は子供三人の妻子持ちだから、その同棲していた女性というのは、奥さんであると考えるのが普通かもしれないものの、子供を地元に残して夫婦で東京で暮らすというのも不自然。
 その女性は夜職であることは確定しているため、もしかしたら内田貴博が女房がそうした仕事に従事していたことを隠すために、不倫同棲を装っていたのではという人もいるが、真相はやぶの中だ。

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写真はイメージです

内田貴博を詐欺罪として告訴準備を始める

 内田貴博は、運用をするという名目でお金を借りていたものの、自分で運用をしていたわけではなかった。つまりはじめからお金をだまし取るつもりだったわけだ。そしてだまし取ったお金をだまし取られたという。
 そのことに対して反省もせず、自分も損させられたのだ、夜勤の警備員の仕事で必死だと、まるで逆ギレのような態度を取り、お金を一円たりとも返済しようとしない内田貴博に対し、被害者Aさんは、刑事告訴手続きを進め始めたという。
 しかし、その動きを察知したのか、とつぜん内田貴博は逃走を図った。ぷっつりと全ての連絡を絶ったのである。

内田貴博は福井鯖江市でまた知人に投資話

 そんな内田貴博は、あるひぷっつりと消息を絶つ。と途方に暮れた被害者Aさんは、はじめのうちは、事故や自殺を心配し、内田貴博が自慢していた福井県にある父親である内田耕士氏の会社であるシンセイコーポレーションに内田貴博の安否を尋ねたものの、内田貴博のことは知らないという返答だった。
 会社側の対応は、安否を尋ねて来た人に対して、どこかそっけなく不自然に感じたという。
 しかし、その後の取材で、地元の知人たちに内田貴博はたびたび目撃されている。それどころか、地元の福井でも、投資話を持ちかけられた人もいたという。となれば会社の人たちが、内田貴博のことは知らない、というのも怪しいと言わざるを得ない。

浮かび上がる余罪の数々

  さらに取材を進めていくと、お金を騙し取られたのは被害者Aさんだけではないことが明らかになってきている。
 弊誌が突き止めただけでも、4千万円の被害を訴えている人を始め、具体的な数字を挙げて被害者を名乗っている人が数名、、それ以外に金額がわからないものの、騙されたと言っている人が複数いる。その中には内田貴博が所属していたという青経塾の会員もいて、その中には、まだ騙されていることを知らずに内田貴博のことを信じているものもいるというから驚きだ。
 葉山に10億円の別荘があるということに関しては、少なくとも内田貴博が名義の別荘は確認できない。自分の車だと主張していた高級車は、いずれも所有者は内田貴博ではない。被害者を信用させるために、詐欺グループが使いまわしていたという情報もある。女房子供がいる身分でありながら、派手な女性関係をひけらかしていたというから、開いた口が塞がらない。

鯖江警察署は届け出は出てないと否定

 内田貴博による詐欺事件を報道するにあたり、本人はもちろん、実際に投資をしたという父親や、現金受け渡し場所に同席をしたという弟などにも取材を申し込んだものの、ずっと返答はなかったが、ある日、内田貴博から発送元を隠ぺいした封書が届いた。
 そこには次のように書かれていた。

現在まで、貴殿より私及び親族あての送付物について先日、親族より鯖江警察署へ届け出をいたしました。
 今後の送付物に関して未開封のまま鯖江警察署担当者に届け出ることとなりました。
 また、私への面会を希望とのことですが、居住先の相談先である、警視庁組織犯罪対策課担当者より、貴殿と接触しないよう指導を受けておりますのでお知らせいたします。

そこで、事情を説明すべく、さっそく福井県の鯖江警察署に問い合わせたものの、内田氏からの届け出は一切出ていないとのことだった。

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もし本当に、福井県の鯖江警察署や警視庁組織犯罪対策課の方々が、内田貴博や親族から相談を受けているのであれば、弊社の取材申し込み内容やこの記事を読んでいただき、むしろ内田貴博や親族を調べていただけたらと願わずにいられない。

国際新聞編集部

ただただ謙虚な姿勢でありのままのことをありのままに伝えることこそ、 ジャーナリズムの本来のあるべき姿。 それを自覚はしているものの、記者も血の通った人間。 時にはやり場のない怒りに震えながら、 時には冷酷な現実に涙しながら、取材をし、 全ての記事に我々の命を吹き込んだ新聞を作っています。

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