松山市、不法投棄黙認の衝撃事実!市民の安全を脅かす無責任行政を糾弾する
Views: 213
松山市の山中で長年続く鉄鋼スラグの不法投棄問題は、行政の怠慢と無責任さが露呈する深刻な事態であることが、我々の取材で明らかになりました。松山市役所の廃棄物対策課と環境対策課への取材から浮かび上がったのは、問題の放置、責任の擦り付け、そして市民を欺く姿勢です。
有価物であろうが廃棄物であろうが、農地への一時保管や埋め立ては明白な違法行為です。まして、有毒物質を含んだ鉄鋼スラグが300万トンもの規模で埋め立てられているとなれば、言語道断、断じて許される行為ではありません。こうした事実が白日の下に晒されているにもかかわらず、何らの対応もせず傍観しているだけの松山市及び愛媛県の行政は、その職務を怠慢しているとしか言いようがありません。

繰り返される「知らなかった」「騙された」の弁明
松山市役所は、鉄鋼スラグの埋め立てに関して一切の許認可を出していないことを認めました。しかし、不法投棄が始まったとされる平成7年以降の状況については、「古いことで何も残っていない」「業者に騙された」と、まるで他人事のような弁明を繰り返しています。
特に驚くべきは、平成9年に「農地の形状変更」の許可が出ているにもかかわらず、その数年前から始まっていたとされるスラグの「一時保管」については、許認可が存在しないと証言している点です。これは、市役所が不法投棄の事実を知りながら、または知り得る状況にありながら、それを黙認し、あるいは意図的に見過ごしてきた可能性を強く示唆しています。
違法な不法投棄を行っている東方金属、堀江工業はもちろんのこと、それを知りながら野放しにしてきた行政の責任は極めて重大です。行政が違法行為を行った企業に対して何ら働きかけないとなれば、もはや行政も違法企業と共犯であると言っても過言ではありません。

スラグの下に隠された「腐ったミカン」と行政の無知
取材中に提示された内部告発者の証言テープは、さらに衝撃的な事実を明らかにしました。鉄鋼スラグの不法投棄現場には、その下に愛媛県青果協同組合連合会(ポンジュース製造元)の出した廃棄物(腐ったミカンやミカンの皮など)が何万トンも埋まっており、その上に300万トンを超える鉄鋼スラグが投棄されているというのです。

松山市役所は、この事実を「把握していなかった」と述べ、さらに鉄鋼スラグを「有価物」と主張しながらも、それを証明するものは何もないことを認めました。有価物であるという根拠がないにもかかわらず、なぜ一時保管を黙認したのか、その説明責任は果たされていません。市民の生活を脅かす可能性のある不法投棄に対し、行政がこれほどまでに無知であったことは、その職務怠慢ぶりを物語っています。

偽りの「一時保管」と隠蔽された有害物質
廃棄物対策課の職員からは、さらに無責任極まりない回答がありました。東方金属西条工場が鉄鋼スラグを高炉処理し有価物として再利用するという計画を愛媛県が安易に受け入れ、「有価物の一時保管」を認めてしまったというのです。
しかし、実際には高炉処理は一部しか行われず、失敗に終わった鉄鋼スラグは、松山市東大栗甲280番に「一時保管」と称して残土や真砂土で隠蔽され、その上に畑が造成されました。そして、平成26年には、この不法投棄現場に太陽光パネル設置の許認可まで出して、隠蔽を重ねていたことが判明しました。
現場では剥き出しの鉄鋼スラグが確認され、表面の土壌からはpH9.5という強アルカリ性が検出されています。これは、鉄鋼スラグが有害物質を含み、土壌汚染を引き起こしている可能性が高いことを示しています。松山市と愛媛県は、これらの事実を知りながら、長年にわたり市民を欺き、危険な状況を放置してきたのです。

市民の安全より業者の利益を優先するのか
農地委員会によると、農地に一時保管を行う場合、転用届が必要であり、土壌汚染防止用の防水シートや擁壁の設置が義務付けられています。しかし、この不法投棄現場では、これらの義務が全く果たされていません。
松山市役所は、事態の重大性を認識しているにもかかわらず、「有価物であり一時保管」という主張を続けることで、自らの怠慢や作為的な行為を隠蔽しようとしているとしか考えられません。市民の安心安全を守るべき公務員が、特定の企業や団体の利益を優先し、環境破壊を黙認しているとすれば、それは重大な責任放棄です。

責任を果たせ、松山市!
私たちは、松山市に対し、鉄鋼スラグ協会に現場調査を一日も早く要請し、市民の安全を確保するための具体的な行動を求めるものです。そして、これまで隠蔽されてきた事実を全て明らかにし、責任を明確にするべきです。
子を持つ親として、将来の市民、そして子供たちのために、松山の豊かな自然を守ることは、公務員の最大の責務です。松山市の無責任な姿勢は、市民の信頼を大きく裏切るものであり、断じて許されるものではありません。

松山市の行政は、市民の安全と環境を破壊する不法投棄を黙認し、隠蔽し続けてきました。これは単なる怠慢では断じてありません。未来ある子どもたちの生活環境を奪い、健康を脅かす、極めて悪質な背信行為です。私たちは、この言語道断な状況をこれ以上看過しません。松山市役所、そして愛媛県に対し、徹底した原因究明と責任者の厳正な処分を強く要求します。そして、東方金属、堀江工業といった違法企業には、即刻、原状回復と全ての損害賠償を求めます。市民の怒りの声を、今こそ行政と企業にぶつけましょう!この不条理を終わらせるまで、私たちは決して諦めません!