社会問題

愛媛の名水を産廃不法投棄汚染!埋めて隠す福祉法人いしづち会の許可を取消せ!

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日本の地中海とも呼ばれている美しい景観の瀬戸内海に面する愛媛県の西条市。そこは日本の名水百選に選ばれたほど清らかな地下水が湧いている。そのキレイな地下水の水源にもなっている石鎚山を流れる清流加茂川が今、産業廃棄物の不法投棄場から流れ出る廃水廃油によって汚染されている。しかもその汚染源となっている土地は激安の借地で、なぜか愛媛県の便宜も図られているという。
産廃の投棄主を突き止めると次々と驚くべきことが明らかになった!
いったい何が起きているのか?

愛媛の名水を産廃不法投棄で汚染した福祉法人いしづち会の許可を即時取り消せ

不法投棄産業廃棄物が西条市兎之山地区の環境を破壊

日本の名水百選である石鎚山の伏流水を汚染し続けているゴミ捨て場は、瀬戸内海に流れている賀茂川のすぐ川沿いにある。美しく清らかな川の水とは対照的に、そのゴミ捨て場はあまりにも汚く酷いありさまだ。ところどころ破れたり裂けたりしている変色したブルーシートに覆われた多数の黒い古いドラム缶、そこからは黒いドロドロ、赤茶色の液体が染み出し、鼻を突くような異臭を放っている。
この土壌よりサンプルを抽出し、愛媛県総合保健協会に分析にかけてわかったことは、間違いなくこれらの不法投棄産業廃棄物が、この場所の環境を破壊しているということだ。
ここはその地域では昔から悪い意味で有名なゴミ捨て場で、西条市兎之山地区を管理するいしづち森林組合も長年その酷いありさまに気をもんでいたものの、何もできず手をこまねいていたという。
その地域に詳しい人の話では、以前は養護施設があり、それが移転した後にゴミ処理場として使われるようになったという。しかしながら、ゴミ処理場としての施設らしきものは見当たらず、単に空き地に無造作につぎつぎとゴミが運び込まれるような、そんな状態が7年前から続いているのだという。

不法投棄現場に県が便宜をはかる?

このゴミ処理所には、廃棄物処理法に定められた許可看板が見当たらないため、この事業主体が誰なのか、その責任者を知ることができません。これは不法投棄所によくあることで、投棄者としてはそれで正体を隠しているつもりで有ろう。正体を隠しているという時点で、その悪質性が高いことを自ら証明しているようなものだ。
こんな悪行が野放しにされてはいけないと、謄本を取り寄せて調べてみたら驚くべき事実が発覚した。
この土地はこの土地の賃料は1㎡10円。その土地の総面積は5000㎡、それが年間5万円というから、世間の相場からすると、ありえないほどの破格だ。しかもこの土地は公衆道路として20坪県有地が隣接しているという。つまり、愛媛県が不自然な便宜を図っているというわけだ。
産業廃棄物の不法投棄者が実は社会福祉法人であり、その賃料があり得ないほどの安値で、さらに愛媛県の便宜が図られているのだ。
一体全体、裏で何が起きているのだろうか!

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不法投棄者は福祉法人いしづち会西村孝志

この土地の借主である福祉法人いしづち会は、愛媛県有数の福祉施設を運営する社会福祉法人である。そしてその代表者は西村孝志理事長だ。
この西村孝志を業界ではよく言う人はほとんどいない。というのも、あからさまに福祉を食い物にしている、典型的な田舎成金の振舞が鼻につくからだ。
福祉施設経営者にもかかわらず、福祉とは名ばかり。福祉法人は行政からの補助金を引っ張るツールにすぎないとうそぶき、福祉を食い物に銭儲けに血道をあげているという。日本家屋の立派な豪邸に住み、自らが理事長を務める福祉施設に勤める障碍者たちの運動会には高級外車ジャガーで乗り付け、気に入らない従業員に対しては、パワハラで解雇というワンマンぶりを振りかざすため、やめた人たちはもちろん、現職従業員でも恨みに思っている人は多いという。

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不法投棄と証拠隠滅の確信犯的犯行

このゴミ捨て場に不法投棄された全ての産廃は、いしづち会西条福祉園から排出されたものである。福祉園の作業所から出されたゴミというと、大したこともなさそうな気になるかもしれないが、いしづち会の運営する福祉園の作業施設は、その規模も事業内容も作業施設の範疇を超えた本格的な工場で、コンクリート製品製造、農作業、食品加工、廃油を利用した自動車燃料の製造を行ってきた。
であるからそこから排出される廃棄物の量も多ければ、毒性も危険性も大きい。通常の工場であれば、そうした産業廃棄物は法律に定められた適正な処理を行わなければならず、そうしたコストも製品に転嫁されるのであるが、いしづち会ではもちろん、産業廃棄物はそのまま野山に捨ててほったらかしなので、処理費用は実質かからない、しかも工場での作業は障害者雇用という名のもとに、低賃金で働かせるため、西村孝志の工場製品は競合よりも圧倒的な低価格だ。
まさに福祉という免罪符を悪用した銭儲けだと言われてもしかるべきであろう。
でも、もしかしたら気の毒なことに、西村孝志理事長は産業廃棄物という自覚もなかったのかもしれない。自ら管理する土地にゴミを捨てて何が悪いんだ?という誤認があったのかもしれない。たとえそうであったとしても、ある時点で自らの行為が産廃の不法投棄という犯罪であることをはっきりと自覚している。
というのも、ゴミ捨て場のあまのひどい様子に、西村孝志理事長に職員が違法性を指摘するも「ゴミ捨て場ではなく肥料を作っているのだ」「産業廃棄物ではなく一般廃棄物だ」との言い訳とともに、指摘した者を反乱分子とみなしてパワハラ、解雇したからだ。
そして今までの不法投棄の実態の証拠隠滅を図るべく、破棄物を土に埋めるという暴挙に出る。つまり、西村孝志理事長も、はっきりとこの違法性を認識し、それに対して隠蔽を図るという二重三重の犯罪を犯してきた。

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障碍者雇用事業が不正の温床に?

西村孝志理事長はいしづち会として7つの福祉施設を運営し、西条福祉園はそのうちの一つである。たしかにこうした福祉施設は社会から必要とされるものであるものであるし、また社会的に評価される事業であるため、行政も監視の目が緩くなりがちだ。
そうしたところに目をつけて、様々な不正の温床になっていることも多く、問題になっている。そうした不正を組織内部で抑制するのが理事会であり、また福祉施設への公的資金の交付においては、理事会の開催が交付条件の一つでもある。
しかしながら、いしづち会の理事たちは名ばかりの理事で、理事会も全く開かれていないという。
不法投棄を行っている事業所となる西条福祉園は、知的障碍者に働く場を提供する施設で40名ほどを収容している。障碍者雇用事業として現在は、玉ねぎの生産から、その玉ねぎの皮をむいて食品加工業者や各施設に販売を行っている。
こうした一連の事業は重労働のわりに利益の薄い商売であるが、西村孝志理事長は、障碍者への割安な賃金、不法投棄による実質無料の処理費用、福祉施設と言う事で得ることのできる行政からの補助金によって、まっとうなライバル業者よりも割安な金額での商売をすることができるため、多額の収益を手にしているというわけだ。
しかし、今回の場合、その土壌汚染の深刻さ、長期間にわたる不法投棄、不法投棄の証拠隠滅行為、不正を指摘した職員へのパワハラなどを考えると、西村孝志理事長に対しての「福祉施設だから」という免罪符も、もう効力を発揮しないであろう。

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福祉法人許可取消、罰金3億、処理費用請求へ

産業廃棄物処理業者の目から見れば、あまりにも大胆過ぎて、リスクの大きい、この西条福祉園の不法投棄。産廃処理に関して、素人だからこそできたこの違法行為に対する代償はかなり大きい。
産廃の不法投棄は非常に罪が重く、個人であっても1000万円以下の罰金もしくは5年以下の懲役。それが法人が業務に関連する産業廃棄物を不法投棄した場合となれば、その罰則はけた違いに大きくなり、最高で3億円の罰金が科せられます。そこには当然ながら、福祉法人だからという論理は通用しないどころか、それが7年間という長きにわたって続けられていたという事実、さらにそれを隠蔽したという事実からその悪質性が顕著となれば、判決は相当厳しいものになる。さらにその上、環境破壊された土地に対しての原状回復措置命令も出され、巨額な罰金とともに莫大な処理費用の負担を強いられることとなる。まして不法投棄が行われていた土地が愛媛県の県有地の一部であったとなれば、愛媛県としてもメンツをかけて責任追及を徹底的にしてくることでしょう。
西村孝志理事長は苦し紛れに、一般破棄物として肥料を作っているのだと強弁しているようだが、そんな言い訳は全く当てはまらないし、仮にその言い訳を通すのだとすれば、破棄された食品の量からも、肥料取締法の対象となるが、そうだとしてもそこでも数々の法令違反を犯しているという、まさにどんな言い訳をしようとも、法律による八方ふさがり状態だ。
さらに、この不法投棄で刑事罰を受けるとなれば、たとえ福祉法人であっても、商品の納入先はコンプライアンス上、取引を停止せざるを得なくなるでしょうし、またそもそも、西条福祉園の母体である社会福祉法人いしづち会は認可取り消しを免れません。

いしづち会について

所在地 〒791-0524愛媛県西条市丹原町高松甲1887番地2
電話番号 TEL0898-68-5141FAX0898-68-5148
ホームページ http://ishizuchikai.main.jp/
許可年月日・番号 昭和53年9月21日第964号
設立登記年月日 昭和53年10月21日
設立理事長 西村孝志

運営施設一覧

  • 障害者支援施設 西条福祉園 愛媛県西条市丹原町高松甲1887番地2
  • 短期入所 西条福祉園 愛媛県西条市丹原町高松甲1887番地2
  • 相談支援センター いしづち会 愛媛県西条市兎之山 字上ノ向乙92番地
  • 就労継続支援 B型事業所 西条福祉園 愛媛県西条市丹原町高松甲1887番地1
  • 西条福祉園 ケアホーム 愛媛県西条市丹原町高松甲1886番地8
  • 多機能型事業所 重信更生園 愛媛県東温市 下林甲2279番地5
  • 飛鳥寮  愛媛県東温市下林甲2279番地1

国際新聞編集部

ただただ謙虚な姿勢でありのままのことをありのままに伝えることこそ、 ジャーナリズムの本来のあるべき姿。 それを自覚はしているものの、記者も血の通った人間。 時にはやり場のない怒りに震えながら、 時には冷酷な現実に涙しながら、取材をし、 全ての記事に我々の命を吹き込んだ新聞を作っています。

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