Views: 82630
軍事技術などの文献不正入手容疑で逮捕 露スパイ活動に協力か
軍事技術などの文献不正入手容疑で逮捕 露スパイ活動に協力か
06月10日 22時25分
在日ロシア通商代表部の職員に渡す目的を隠して軍事技術などに関する文献を不正に入手したとして、神奈川県座間市の70歳の男が逮捕されました。
調べに対し、「およそ30年にわたって複数のロシア人に文献を渡していた」と供述しているということで、神奈川県警は外務省を通じてロシア側に職員の出頭を要請しました。
逮捕されたのは座間市の無職、宮坂和雄容疑者(70)です。
警察の調べによりますと、宮坂容疑者はおととし、在日ロシア通商代表部の職員に渡す目的を隠して、論文などのコピーを提供するサービスに会員登録し、軍事技術や半導体の研究開発に関する文献など8点を不正に入手したとして電子計算機使用詐欺の疑いが持たれています。
調べに対し容疑を認め、「入手した資料を渡した職員はロシアのスパイだと思っていた。およそ30年にわたって複数のロシア人に軍事関係や科学技術関係の文献を渡していた」などと供述しているということです。
調べによりますと、資料を受け取った在日ロシア通商代表部の40代の男性職員はロシアの情報機関員とみられ、警察は、9日、外務省を通じてロシア側に出頭を要請しました。
今のところ応じていないということです。
神奈川県警は、宮坂容疑者がロシアによる組織的なスパイ活動への協力者として、長年、引き継がれていたとみて詳しく調べています。
■NHK(2021年6月12日 5時13分)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210612/k10013081011000.html
在日ロシア通商代表部の職員に渡す目的を隠して、軍事技術などに関する文献を不正に入手したとして逮捕された神奈川県座間市の70歳の男が「アメリカの最新の宇宙開発に関する文献も渡した」などと供述していることが、捜査関係者への取材でわかりました。
座間市の無職、宮坂和雄容疑者(70)は、おととし、在日ロシア通商代表部の職員に渡す目的を隠して、論文などのコピーを提供するサービスに会員登録し、軍事技術などの文献を不正に入手したとして逮捕されました。
これまでの調べによりますと、この文献を渡した在日ロシア通商代表部の40代の男性職員は、ロシアの情報機関員とみられ、宮坂容疑者は調べに対し容疑を認めたうえで「およそ30年にわたって15人ほどのロシア人に文献を渡していた」などと供述しているということです。
その後の調べで「依頼を受けて、アメリカの最新の宇宙開発に関する文献も入手して渡した」などと供述していることが、捜査係者への取材でわかりました。
具体的には「X37B」と呼ばれるアメリカ宇宙軍の無人宇宙機や、民間企業が開発していた小型スペースシャトルに関するものだということです。
警察は詳しいいきさつを調べています。
軍事関連の文献不正入手事件、ロシア人“スパイ”が出頭要請を無視して出国
12日 10時44分
ロシア人のスパイに渡す目的で軍事関連の文献を70歳の男が不正に入手した事件で、12日朝、スパイの男性が警察の出頭要請を無視して出国しました。
この事件は、宮坂和雄容疑者(70)がおととし、在日ロシア通商代表部の男性職員(40代)に渡す目的でアメリカなどの軍事関連の文献8点をデータベースから不正に入手したものです。宮坂容疑者は容疑を認め、「30年にわたり文献を提供し、1000万円以上稼いだ」と供述してるということです。
男性職員はロシアの情報機関員、いわゆるスパイで12日朝、神奈川県警の出頭要請を無視して、羽田空港からロシアに向けて出国しました。ロシア側は30年にわたりおよそ15人が飲食店や公園、寺の境内などで宮坂容疑者と接触していたとみられています。
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4290406.html
返信する