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「SNS型投資詐欺」「ロマンス詐欺」被害総額455億円、特殊詐欺上回る…メッセージ送り付け「LINE」誘導

(@匿名)
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 警察庁は7日、いずれもSNSを使って投資話を持ちかける「SNS型投資詐欺」と恋愛感情を抱かせて金をだまし取る「ロマンス詐欺」の昨年1年間の認知件数が計3846件に上り、被害総額が計約455億円に達したと発表した。息子などを装って現金をだまし取る昨年の特殊詐欺の被害額(約441億円)を超え、警察庁は都道府県警に実態解明と対策の徹底を指示した。

 特殊詐欺と同様、SNSなどで緩やかにつながる「匿名・流動型犯罪グループ」の関与が疑われ、昨年下半期からの被害急拡大を受けて初めて集計した。

 警察庁によると、昨年1年間に全国で確認された被害は、SNS型投資詐欺が2271件、約278億円。ロマンス詐欺は1575件、約177億円だった。

 どちらも男性は50~60歳代、女性は40~50歳代の被害者が多く、1件あたりの平均被害額は約1200万円に上った。500万円以下が半数を占めるが、1億円超も相次ぎ、最高は3億6000万円だった。

 被害者への最初の接触手段は、SNSにメッセージを送りつける手口が目立ち、どちらも約9割の被害者が「LINE(ライン)」に誘導され、虚偽の投資話などを持ちかけられていた。

 日常的に連絡を取るなかで人間関係が構築されるため、被害者が詐欺と気づきにくく、長期間にわたって何度も現金をだまし取られてしまうのが特徴だ。

 SNS型投資詐欺で使われた相手の職業は「投資家」(58%)が最多で、「会社員」「会社役員」が続き、著名人や芸能関係者を装うケースもあった。「確率の高い資産運用がある」などと誘う手口が目立った。

 ロマンス詐欺の犯人が名乗った国籍は、中国や韓国などの「東アジア」(35%)が最も多く、「海外に住む日本人」(18%)、「東南アジア」(12%)の順だった。詐称した職業は「会社役員」や「投資家」「医療関係」など様々だった。

 接触ツールは被害者の性別で違いが見られた。SNS型投資詐欺、ロマンス詐欺とも男性は「フェイスブック」、女性は「インスタグラム」が最多だった。

 ロマンス詐欺では、恋愛感情が高まったところで「二人の将来のために資産を蓄えよう」などと投資を持ちかけ、金銭をだまし取る手口が横行している。

 警察庁は今後、金融機関やSNS事業者などへの注意喚起や捜査協力を要請する方針。海外に拠点を置く犯罪組織もあり、外国当局との連携強化も進める。

 警察庁幹部は「株高で投資への関心が高まるなか、活動が活発化する恐れがある」と警戒を強めている。

出典:読売新聞オンライン : ニュース&お得サイト (yomiuri.co.jp)

 
投稿済 : 2024年3月7日 11:35
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