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オスカー大量退所「美の総合商社」が零細プロに凋落する日
出典: https://www.nikkan-gendai.com/
タレントやスタッフの退社が続くオスカープロから、新たに剛力彩芽(28)、福田沙紀(29)、紫吹淳(51)が去っていった。堀田茜(27)も8月末をもって退社し、ゴクミこと後藤久美子らを輩出した大手芸能プロはいよいよ存亡の機である。
この背景にあるとされれているのが、創業者古賀誠一会長(80)の娘と娘婿で同社の専務と常務を務める2人の経営方針だ。
「堀専務と、古賀さんの長女で同社常務の幸子さによるコストカット、締め付けが厳しく、これに反旗を翻して古参マネジャーらが辞めていったのがはじまり。幸子常務は『お父さん、事務所には手を出さないで』と経営を夫婦で回すようになりました」と、オスカープロに詳しいベテラン記者は証言する。
飼い殺しへの不満も
だが、どうもそれ以外にもあつれきや問題が隠れているようだ。
「所属タレントのなかには、飼い殺しのような仕打ちを受けていると事務所の処遇に鬱憤をため込んでいる向きが少なくないと聞いています。通常、芸能プロは所属タレントと長期目標を設定し、それに向かっていくよう仕事を取捨選択して、やっていきます。どれだけ大きな仕事を定期的に取ってくるかが事務所の力で、タレントの信頼へとつながっていくのですが、ごり押しの営業で知られたオスカーも昨今はむらがあるらしい。売り出してもらえないタレントが自分の人脈で仕事を取ってきても、それに口出ししたりするそうですから、タレントにしてみれば足を引っ張られると思ってしまいかねない。売れているタレントはバーター取引の材料にされ、結果的に仕事が減ったり、取られたとまた不満を持ったり。そういう行き違いというのか、不平不満が充満しているみたいですよ」(芸能プロ関係者)
一部の売れっ子ではない所属タレントたちは、飲食店やコンパニオンなどアルバイトをして食いつないでいたが、コロナ禍でそれもままならない状態に。さらなる窮状にあえいでいるという。米倉涼子、忽那汐里、草刈民代、岡田結実、長谷川潤ら、売れっ子の退社ラッシュの他にも問題があるのかもしれない。
オスカーのHPには上戸彩、武井咲、河北麻友子、藤田ニコルら売れっ子のほか、ベテランも真矢ミキや前田美波里、菊川怜らが載っているが、このまま退社独立が続けば、芸能プロの看板は有名無実化してしまう。
「このままだと零細プロ古賀商店になるしかない」という声まで業界内で囁かれている。
1970年の設立からちょうど50周年。「全日本国民的美少女コンテスト」などを開催し、C.C.ガールズなどのセクシーグループのブームをつくったり、芸能界を牽引してきたオスカープロ。盛者必衰か。
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