Views: 82712
愛知県庁がコロナ感染者の個人情報を漏洩~目立たぬ謝罪会見と処分無き反省と賠償無きお詫びのみ~
愛知県行政の体質の悪さ,特にミスの連発は,予てより批難されておりました。
そして,とうとう,最も漏洩してはならぬ,究極のクリティカルな個人情報である,名前入りのコロナ感染者リストを,ウェブサイト上へ登載したのです。
ダブルチェックはおろか,シングルチェックさえもせぬばかりか,PDFではなくエクセルファイル,しかも閲覧用ではなく元のバックデータのファイルを,そのままウェブサイトへ登載したのです。
そして,ウェブサイト登載行為の起案者と承認者が同一人物と言う,恐ろしさ。
人間誰しも,ミスをします。しかし,今回の事件はミスではなく,甚大なる怠慢です。
それも,単なる不注意のレベルではなく,高速道路を目を閉じて逆走するくらいの危険行為です。
精神に異常をきたしたか,予てよりのサイコパスなのでしょうか。
挙句,管理職自ら,単なる名簿ではないクリティカルデータを,ウェブサイトへ登載したこの甚大なる不祥事に対し,処分無き反省,賠償無きお詫び,小規模な謝罪会見だけでことを終えようとしているのだから,言葉を失います。
愛知県庁の行政機構及び職員の質を疑いかねません。
2020 年 5 月 6 日
※※専決等不可※※
愛知県知事 殿
愛知県人事委員会 御中
愛知県教育委員会 御中
愛知県諸機関代表者 各位
コロナ感染者等への処遇及び貴所職員倫理の崩壊について(行政相談)(照会)
2020年5月5日(火)午前9時30分乃至午前10時15分において,標記個人情報がインターネット上の貴所ウェブサイトへ登載されました。
これを受け,貴所は,原因としてはダブルチェックが為されていないこと,及び再発防止策としてはダブルチェックをしたい旨,発表されたことを以て,対応を完結されました。
当該対応自体が,甚だ不誠実且つ全体の奉仕者たるに相応しく無き非行と規定される非違行為です。
社会通念上,空欄の申請様式以外において,特定環境に依存するばかりか編集可能なファイルをウェブサイトへ登載すること自体が,論外です。
寧ろ,編集不可且つユニバーサルな閲覧形式のファイルを登載することが通例です。
また,ウェブサイト登載行為も含めた決裁ルートにおいて,起案者と決裁権者が同一人物であることも,社会通念上,論外です。
さらに,ダブルチェックがされていないことなどよりも,シングルチェックすらされていないことこそ,本当の問題なのです。
即ち,せめてご本人だけでも,仮令,一度だけでも,流し読みであっても,チェックをすれば,個人情報登載のリスクは回避できたのです。一度もチェックせずに,ウェブサイト登載行為について,これを起案者ご自身で承認したことが,究極の問題なのです。
ダブルチェックの話題などは,寧ろ,論点乖離を画策した,悪しき意図と思料されます。
どうでも良いのです。
また,ダブル乃至マルチチェックなどのチェック体制の強化による再発防止策詠唱は,同様の諸事案でどこの官公庁でもある話ですが,どちらの団体も同様のミスを何度も何度も何度も何度も繰り返します。
何故ならば,処分無き反省など,問題行為者本人にとっては,痛くも痒くも無き対応だからです。
MHLWとNSRとNPA(警察庁さんではありません。もう一つの(下記事例を参照)です。)が良い例です。
つまりは,チェック体制,パソコンスキルなどではなく,職員ご自身の倫理観が総てなのです。
何より,今回の貴所対応で問題なのは,ただでさえ問題の職員自身が決裁権を有する管理職(新卒行政職の「主事」ではありません。恐らく一般の役所に言う「主幹」乃至「調整幹」と思料。)にして,漏洩事案が通常の名簿ではなく,極めてクリティカルな名簿であり,被差別者そのもの又はこれの候補者の名簿であり,それにも拘らず,漏洩事案被害者へはお詫びだけに終始し,当該漏洩者は処分無き反省に終始していることです。
主事級ではなく管理職級であれば,且つ事案が甚大であれば,一瞬の躊躇も無く,所属,役職,氏名及び年齢を公表の上,これを懲戒処分に付すべきです。
さらに,被害者に対しては,それ相当程度の補償をすべきです。
以上,改善願います。
※※漏洩事案の実例(NPAから当方への甚だシュールな誤送信)※※
(特殊人名漢字及びアドレス記号部分を代替表記)
---------NPAから当方への誤送信メールここから---------
Subject: 明日11/22(金)14:30に御足労いただけますでしょうか
Date: Thu,21 Nov 2019 00:30:34 +0000
From: 鈴木 利恵 <suzuki-5jx0@jinji.go.jp>
To: ”’ ’” < >
CC: 三浦 佐知郎
<miura-ry1l@jinji.go.jp>,
竹内 啓一
<takeuchi-ole7@jinji.go.jp>
Y田様
おはようございます。
突然の御連絡かつ日時決め打ちで恐縮ですが、明日11/22(金)14:30にこちらにお越しいただくことは可能でしょうか。
総務省側の非常勤職員の業務分担が変わったとの連絡がありましたので、三浦さんと私との3人で、面談をしたいと考えております。
11/25(月)16時からは記者レクがありますので、明日お越しいただいた際に「報道予定」と「報道資料」もお渡しします。
よろしくお願いいたします。
人事院広報室 鈴木利恵
---------NPAから当方への誤送信メールここまで---------
返信する