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15時間勤務で月27日出勤。さらに年末は徹夜が続いた、忙しすぎるデパ地下販売
連日15時間勤務。休憩もとれず昼食は夕方5時だった
当時、デパ地下グルメは過熱しており、そんな人気からは想像できない程、バックヤードは不衛生極まりなく、勤務環境はとても悪かったです。入社当時より「残業代は月35時間まで」と言われてましたが、開店準備から閉店後の事務処理、片づけ、翌日の発注などで一日平均15時間の拘束でした。忙しくて仕事をやめようにも次の就職先を探すこともできない状態。
昼休憩が夕方5時頃になってしまう事もザラ。ケーキ作り、企画をメイン業務として働いていましたが、フルーツジュースコーナーの分の果物のカットや、地下3階からの素材の運搬、生ゴミの運搬、販売と、一日を通して忙しかったです。
年末は朝7時から翌朝まで勤務。不衛生で劣悪な環境の中で調理させるブラック企業
特に年末になると、クリスマスケーキや、フルーツオードブルの注文に応えるため、朝7時台から一日働き、デパートの空調が止まり、温水が出なくなる夜中から朝にかけてもずっと仕事でした。
食事は近くで買った牛丼、ときどき缶コーヒーを飲みつつ、真冬なのに止まった空調のせいで気温があがり、生クリームはなめらかさを保てず、ボソボソになっても、手を止める訳にはいきません。
飾る果物も全てひとつひとつカットするため、キウイだけでも30個入りのケースを30ケース分一人で剥き、その他パイナップルやオレンジ、苺等のカットも行い、用意していたスポンジをナッぺする生クリームの準備。
冷たい水での道具の洗浄では、生クリームが落ち切らず、時間もないのでそのまま次の工程に使用したりと、本当に、一パティシェとしてやってはならない事をやらざるを得ない状況です。
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過剰な仕事量。先輩に怒鳴られ菓子製造から販売まで何でもやらされた
予てより、明らかにキャパを超えた作業量であり、季節ごとの行事に合わせた新商品の開発に関する試作や会議も合わせると、いくら時間があっても足りないのです。
かといって、作業を雑にしたくはありませんでしたので、ケーキ作りに専念できるタイミングを大事にしたかったのですが、忙しさの波がくると、「販売に出て!」と先輩からどやされ、挙句の果てには、「なんでもやってくれなきゃ困る」と言われました。
私は、それも大事だとは思ってましたが、一応分担している業務をそれぞれが優先すべきであり、なにより、売る商品がなくなり、品質も落ち、自分や店のレベルが下がっていくのを肌で感じていたので、その言葉に反抗して、本来の「菓子製造」を優先しました。
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休日出勤ばかりで月27日も勤務したのに、社長の浪費癖から給料が分割支給になった
ある程度は我慢強さも養わなければと努力する毎日でしたが、あまり手伝わない私に販売担当のバイト達には良く思わない空気が流れていました。もちろん影で悪口も言われまくってました。現場は疲弊し、モラルも乱れて、二日酔いで寝坊し、そのまま休む者も続出。
制服は果物の段ボールをたくさん扱うため、洗っても落ちないほど汚れたまま働く始末。もともと設備がほとんどなく、ケーキのスポンジは高いお金を払って外部に委託しており、あまり作ってる感じはありません。
その他にも、社長は接待や、多角経営を目論んだり、知り合った人のうまい話に乗ってしまったり、お金の無駄遣いが多く苛立ちました。それで「売上上がらないと給料も上がらないよ〜」とふれ回ります。でも私は、お金より、やりがいと休日が欲しかった。
しかしある時、社長が何か失敗したらしく、私達の給料が1か月分を半分ずつにして2回支給になり、これは危ないと思ったのと、やりがいもなくヘトヘトだったので辞めました。ちなみに月27日勤務、ボーナスは年30万、月収は36万前後でした。
http://www.hop-job.com/post-3718/
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