Views: 82618
元衆院議員を弁護士法違反容疑で逮捕 詐欺被害金回収巡り非弁提携か
出典:毎日新聞
SNS(ネット交流サービス)を通じた投資詐欺などの被害金回収をうたい、弁護士資格のない人物らに名義を貸して法律事務をさせたとして、警視庁捜査2課は13日、元自民党衆院議員で弁護士の今野智博容疑者(48)=埼玉県深谷市=を弁護士法違反(非弁提携)の疑いで逮捕したと発表した。 【写真で見る】社会に衝撃を与えた事件 今野容疑者は弁護士資格のない仲間と2023年9月からの半年間で、SNS型投資詐欺や、恋愛感情を抱かせる「ロマンス詐欺」の被害者ら約900人から、弁護士費用の着手金として総額約5億円を集めていたとみられる。実際には被害金の回収が実現したケースは、ほとんどなかったという。 警視庁は、名義を借りて弁護士活動をしたとして、いずれも職業不詳の辻直哉(51)=千葉県市川市、松井宏(37)=東京都中央区=両容疑者ら男女10人も弁護士法違反(非弁活動)の疑いで逮捕した。 逮捕容疑は23年12月~24年1月ごろ、弁護士資格のない辻容疑者らが今野容疑者の名義を借りて、東京都内や埼玉県などのSNS型投資詐欺の被害者ら5人から着手金計約280万円を受領し、法律事務をしたとしている。11人の認否は明らかにしていない。 警視庁によると、今野容疑者はホームページで「詐欺被害の返金は弁護士にお任せください。無料相談実施中」などと宣伝。詐欺被害者から問い合わせがあると、法律事務所のスタッフを名乗る辻容疑者らが、契約書類の作成や詐欺に使われた口座の凍結手続きなどをしていたという。 着手金は今野容疑者が1割を受け取り、残りは辻容疑者ら10人で分配していたとみられる。ホームページなどによると、今野容疑者は05年10月に弁護士登録。12年に自民党公認で衆院埼玉11区から出馬して比例代表北関東ブロックで復活し初当選。2期務めた後、17年の衆院選にも出馬したが落選した。在職時は清和政策研究会(現安倍派)に所属していた。【遠藤龍、森田采花】
出典:共同通信
今野智博元衆院議員を逮捕 弁護士名義を資格ない人物に利用させた疑い
[2024年6月13日13時44分]
弁護士としての自身の名義を資格のない人物に利用させたとして、警視庁捜査2課は13日までに、弁護士法違反(非弁護士との提携)の疑いで埼玉県深谷市、弁護士で元衆院議員今野智博容疑者(48)を逮捕した。今野容疑者の名義を利用したとして、同法違反(非弁活動)容疑で29~51歳の男女10人も逮捕した。認否を明らかにしていない。いずれも逮捕は12日。
捜査2課によると、今野容疑者らは2023年9月~24年3月、詐欺被害の回復を求める北海道や沖縄などの約900人から、着手金約5億円を受け取ったとみられる。10人は今野容疑者の法律事務所を名乗って業務をしていた疑いがあり、特殊詐欺事件の捜査の中で容疑が浮上。詐欺グループが関与した可能性もあるとみて調べる。
今野容疑者らは、ホームページから依頼者を集め、10人は振込先の口座凍結などの手続きをしていたが、被害金の返金に至ったケースはほぼなかったとみられる。「うちの先生は元国会議員ですから」「十分取り戻せる」などと言って着手金を受け取っていたという。
今野容疑者の逮捕容疑は23年12月~24年1月ごろ、報酬を得る目的で、弁護士ではない10人に自身の名義を利用させ、東京都や埼玉、兵庫両県の男女5人から着手金計約280万円で詐欺事件の被害金返還請求の依頼を受け、事務をさせた疑い。
他に逮捕された10人は千葉県市川市、職業不詳辻直哉容疑者(51)ら。
今野容疑者は12年の衆院選埼玉11区に自民党から立候補し、比例代表北関東ブロックで復活し初当選。2期務めた後、17年の衆院選にも出馬したが落選した。(共同)
返信する