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「コンゴ投資」めぐり4人逮捕 銅山開発名目、約100人が数十億円被害か

(@匿名)
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コンゴ民主共和国での銅山開発事業を巡り、無許可で株式投資名目で金を集めたとして、警視庁生活経済課が、出資法違反(預かり金の禁止)容疑で、投資会社「エンジェルボックス」社長の船越洋平容疑者=東京都新宿区=と、銅山開発会社「アドヴァンス工業」社長の樽本貴司容疑者=神戸市西区=ら男4人を逮捕した。捜査関係者への取材で分かった。警視庁は投資家ら約100人から数十億円を集めていたとみている。

 

「コンゴ投資」めぐり4人逮捕 銅山開発名目、約100人が数十億円被害か

「コンゴ投資」めぐり4人逮捕 銅山開発名目、約100人が数十億円被害か© 産経新聞

捜査関係者によると、船越容疑者らは、令和3年4~6月、東京都内の投資家の男性ら数人に元本保証や買い戻し特約をうたい、アドヴァンス社の株式投資話を持ちかけて計約4億5千万円を集めたとしている。

アドヴァンス社は、銅やコバルトの鉱山開発を行う関連法人を設立。船越容疑者らは、この関連法人が行う現地での地質調査で銅などが採掘されれば、海外のM&A(企業の合併・買収)が成功し「株価が倍になる」と説明していたとされる。

出資は1口500万円と高額で、広告など大々的な宣伝は行わず、特別な投資を装っていたとみられる。船越容疑者が以前に勤めていた大手コンサルティング会社の顧客や投資家同士のつながりを利用して出資者を募っていたという。

約100人から集められたのは、数十億円に上るとされるが、警視庁は実際にコンゴ民主共和国での開発事業に回されたのは1億円程度とみている。

期間内に買い戻されないことなどから、被害が発覚。警視庁が関係先の家宅捜索を実施するなど調べを進めていた。

コンゴ民主共和国は銅やコバルトの産出国として、近年、注目を集めている。西村康稔経済産業相が今年8月、資源外交を展開するため訪問していた。

 
投稿済 : 2023年10月13日 08:28
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