平成 27 年 9 月 29 日

※※専決等不可：要本人伝達
国会・地方議会議長・議員　各位
総務大臣　殿
事務次官　殿
行政評価局長　殿
地方管区行政評価局長　各位
地方行政評価支局長　殿
地区行政評価分室長　各位
地域行政評価事務所長　各位
自治行政局長　殿
自治財政局長　殿
厚生労働大臣　殿
事務次官　殿
職業安定局長　殿
地方労働局長　各位
地域公共職業安定所長　各位
人事院　総裁　殿
事務総長　殿
人材局長　殿
外　地方公共団体　首長・副首長・教育長・管理職　各位

高橋　エマニエル＝努

官公庁による職員採用試験について（行政相談）

平成27年9月27日に施行された，標記試験＝人事院主催国家公務員経験者採用試験について，申し上げたいことがあります。
試験にあたり配慮を要する受験者への便宜供与においては，職員の方が当該受験者を大変親切に処遇して下さり，感謝しております。
一方，試験全体のあり方についてですが，やはり，科目が複数あるにもかかわらず，当該科目間において，お手洗い，給水又は離席も含めた一切の休憩を入れずに，5時間連続で身柄を拘束する試験施行の様態は，様々な意味合いで，非人道的と言わざるを得ません。
試験日程を長めにしてでも，間に休憩を挟むべくものと思料されます。
実は，その非人道的な様態及びこれの是正要求については，昨年度の同時期・同試験の際に，今回と同様の行政相談を行っており，それに対して人事院からは，総務省を経由して，今後改善したい旨，回答を得ております。
それにもかかわらず，当該回答内容が生かされておりませんでした。
再度，改善へ向けた検討を，切望いたします。
改めて，お取り計らい願います。
また，他の官公庁又は地方公共団体におかれましても，この実例を受け，職員採用試験における休憩時間の取り方等，受験者への人道的配慮等への整備及び拡充並びに各種啓発へ向け，お取り計らい願います。