いなべFM予算の不適切支出?問われる多湖克典市議の責任
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※この報道後、議会の求めに応じて、多胡氏よりFMいなべの税務調査報告書、活動計算書が提出され、使途は明らかになりました。しかし、税務調査報告書に関しては、納税状況に関しては問題なしとするものであり、その報告書を見ると、多胡氏はその会計年度の12月に退職しているにもかかわらず、人件費は三千六百万円と、スタッフの人数やパーソナリティーたちの待遇に比べると、不自然に多く、人件費の詳細、誰にいくら支払っていたのかの説明が必要になるのではと思います。つまり「適切ではないが違法ではない」上代だ。この資料だけでは予算を私物化していたのかに関しての疑惑を払拭できるものではないものの、当初公開を拒んでいた使途を一部公開したことは一歩前進であり、横領という言葉に関しては表現を改めます。
いなべFMの使途不明金説明拒否(その後、使途の報告は一部なされました)
地域のコミュニティFMというと、どこかほのぼのした感じで、少ない予算で地域のボランティアたちが一生懸命支えている、そんな感じがするが、いなべ市のコミュニティFMであるいなべFMの実態を知る人物は次のように断言する。
怒りの告発者曰く
「いなべFMは完全に多湖克典が市の補助金を引っ張るためだけに利用されているお金製造機みたいなもんだ。多湖はこれだけでなく、善意のDJや文化人や事情を知らない総務省を巻き込んで文化協会からも金を引っ張りやりたい放題。そのことを少しでも怪しむような関係者は次々にクビを切って、自分のいうことしか聞かない人間だけでまわりを固めている。」
最近、そうした異常さにうすうす気づき始めた人たちの声が段々と大きくなり、ついに議会に取り上げられ、市議である多湖克典は議会で補助金の使途不明分について説明を要求されるも回答を拒絶。
もちろん回答することができるわけ無い。
なぜなら、回答するということは、補助金という市民の税金を、エフエム事業としてでなく、まるで自分のお小遣いであるかのように自分のものにしてきたことを告白するに等しいからだ。いなべFMの資金は、その番組を支えるパーソナリティーたちに適切に使われること無く、多湖氏やほとんど顔を見せない人間たちに多額の給与が支払われるといういびつな支出構造だったのだ。(その後、使途の報告は一部なされました)
しかし多湖克典は使途不明金の説明を求める人たちに次のように強弁しているという。
「報告しろなんて決まりはないから違法性はありません」
まるで説明を要求する人たちのほうが悪者であるかのような言い方だ。(その後、使途の報告は一部なされました)
いなべFMの事情を知った地元有力者が辞めた?
もともと防災無線代わりとして始まったいなべFMは地域のコミュニティFMとしてはかなりの予算を費やされて鳴り物入りで始まった。
これは当時文化協会の会長であった種村氏が、エフエム放送がどんなものかわからない田舎市議たちの無知に漬け込んで、膨らませに膨らませた予算を、影響力を利用して押し通したのだ。
この種村氏は三重県選出の衆議院議員だった北川議員の秘書だったのだ。その当時、三重県の事業の受け皿となる企業を一族で乱立させ膨大な予算を落としていた。その時の秘書なのだ。その時の影響力を多大に使い、東京の大手芸能プロダクションの顧問となり、地方の企業からカネを集めて映画プロデューサーを抱えたり、フィクサーぶりを発揮していたのだ。その裏付けとして、いなべFMの番組審査委員には三重県の副知事やそうそうたるメンバーが名前を連ねている。
その影響があり今まで誰も突かなかったが、種村氏亡き後、その後継者となる多湖の力不足、役不足で、いなべFM金製造機のからくりの化けの皮がボロボロと剥がれ落ちてきた。
その最大のきっかけは、いなべ市の地元の有名人でいなべFMでパーソナリティを務めていた地元有力者が6月でいなべFMを去ったことだ。
この地元有力者は一般人ではあるものの、地元ではかなりの影響力の持ち主で、数多くの議員さんや市長までも一目置く存在だという。その地元有力者がいなべFMを辞めるときに遺憾の意を表したことが議会に飛び火して行ったのだ。
さすがに市長もこの事態を重く見たのか地元有力者と会談を行い、いなべFMへの助成金は来年度以降は一旦停止する方向で検討することを地元有力者と話したという。
多湖克典の行為は予算の私物化ではないか?
多湖は使途不明金に関して、説明の義務はなく、法的に問題はないと豪語するが、それは、説明をしなくても法律的に問題がないというだけであり、いなべFMに渡った助成金が好き勝手に使われてもいいという意味ではない。いなべFMに渡った助成金が、本来のいなべFMの事業とはかけ離れたことに使用されているのであれば問題だ。
本誌指摘のあと、一部資金報告書が公開されたものの、人件費が突出しているのが気になるが、その詳細な説明は依然なされていない。
FMいなべの予算に占める人件費の割合が高いか安いか、適切であるのか、それを外部のモノが指摘するのは難しいであろう。しかしいなべFMで働いていた人は、その人件費の突出は異常だと断言する。
いうなれば、違法ではないだろうけど、適切ではない、舛添状態だ。
予算ないけど役員報酬と種村の息子の給料は丸取り
コミュニティFMは楽しさと夢を持って聞いている人にも楽しさと夢を与える為に、半ばボランティアの精神で人が集まっているのがコミュニティFMの通例だ。
合言葉は「予算がないから」だ。
いなべFMもご多分にもれずパーソナリティー達は、かろうじて時給1000円はもらえるものの、それだけだ。
交通費はもちろん、掛けた曲のレンタル代、取材代、ゲストへの謝礼等、一切支払われない。
こうした状況の中、番組を担当しているDJたちは、自分たちの番組を作るのにかかる経費をもらえる時給1000円から差し引くと、赤字になるという。
つまり、DJをするためにむしろお金を払わなければならない状態だという。
「予算がないから」と言われるものの、実は多湖は役員報酬、そして関係者の証言によると放送局にほとんど顔も出さない故種村会長の息子まで報酬を得ていたといういびつな支出構造だった。
善意につけ込み捨て台詞「好きでやってるから払う必要なし!」
山中浩二をご存知だろうか。JAXAが世界に誇るコウノトリのフライトディレクターだ。
いなべ市の出身の山中浩二さんがゲストに出た時もギャラはもちろんの事、交通費お車代も地元有力者からお願いしたにもかかわらず、払う意思は無いと多湖議員に言われたという。
また全日本プロテニスランキングで二位の伊藤竜馬選手のゲスト出演の時も同じだったというのだ。錦織圭選手の次の選手でさえ。当時、地元有力者はいなべFMには本当に予算が無いのだろうと良心的に捉えていたという。
いなべFMに携わるDJのみならず、いなべFMに他県からわざわざ足を運んでくれるゲストたちにも、「予算がないから」という合言葉で、金を出さない多湖が、それを問い詰めた人に吐いた言葉が
「好きでやってるから払う必要なし!」
だという。しかし自分の役員報酬と働いた形跡がない故種村会長の息子の不労所得分は、いなべFMの予算に計上されているというのだ!
多湖氏が公金搾取に等しい詐欺的な申請
さらに、取材で驚くべき多湖の犯罪が明らかになった。
多湖議員らが市に提出して予算要求していた内容に、いなべFMの運営に関する費用の債務超過を市が平成33年までは保障するという覚書がないと免許を更新しないと総務省から言われている条件なのだというのだ。
その金額は市に委託料として、33年まで毎年4200万円を保障予算として要求していた。それとは別に施設維持管理量として年間2300万円も。もちろん市民の税金だ。
しかし他のいなべ市議会議員が総務省に確認に出向いたところ、そんな条件は一切ないという。
全くの嘘だったのだ。
総務省はどちらかといえば逆のことを指示している。同省の「コミュニティ放送局開設の手引き」には『地域住民、地方自治体、経済界等の協力を得て、地域全体の取り組みとして進めることが望ましい」とされています。地方自治体、いわゆる市からの補助金だけではなく番組につくスポンサーで安定した経営ができるように早急になることが望ましいとされている。
多湖議員のいう保障を請求する理由はどこにもないのだ。それよりも番組の質の向上、スポンサーがついて健全経営ができるようになる。ここに向かって研鑚されるべきであるのに「市からもらったお金でも協会に入ってしまえば企業と一緒だ」常々、多湖議員は周りにそう言っていたという。
あたかも総務省がいなべ市にFM事業の予算を要求しているかのように思わせて、嘘をついて、いなべFM事業に巨額の予算をとりつけ、それを多湖と故種村会長の息子と、そして夫人までもが安定収入としていたのだから、これを詐欺と言わずになんと言おう!
市の補助金を二重取り、三重取りでウハウハ生活
多湖議員は議員報酬をもらいつつ、市の助成金で成り立っているいなべFMから役員報酬もとり、さらにいなべ市文化協会から年間数百万円の報酬を得ている。
同僚議員から報酬のことを突かれると多湖議員は「それだけ働いてるから!」と答えたと言う。
いなべFMの関係者に聞くと多湖議員はほとんど局にはいないと言う。いたとしても、そこはいなべ市文化協会なのだから、文化協会の仕事をしているのか、いなべFMの仕事をしているのかわからないのだ。
これは重複して報酬を得ている事に他ならない。働いているとしたら関係者から聞けたのは、いなべFMにはカギ当番という言葉があると言う。毎朝カギを開ける当番があるのだ。それの何曜日かは多湖議員が担当しているらしい。
東京に出張の際には3万円以上するホテルに泊まっているという事実も取材で明らかになった。
柳の下のどじょうを求めて隣町に10億円要求
いなべ市からの委託金が万が一にも無くなってもいいように、防災協定を隣の東員町にも提案して、そこからも安定した予算をもぎ取ろうとしていた。
その予算なんと10億円!いくら田舎の、ラジオなんか縁の無い人でも、その金額がいかに馬鹿げた金額がはわかるであろう。
しかし、そんな金額で無理やりにでも議会で通してもらおうと当の東員町の町長選挙の時にも、現職の町長の陣営に、車両の貸し出しからウグイス嬢をいなべFMのパーソナリティにやらせて、東員町長に恩を着せようと躍起になったと言うのだ。
その時のパーソナリティー達も強制では無かったというが、断れる雰囲気でも無かったという。
もちろん東員町長はそんな防災協定は反故にしたと話していた。選挙といえば三重県の衆議院議員の選挙があった時、わざわざ津市の選挙事務所に、やはりパーソナリティを送り込んで泊り込みで協力させたというのだ。もちろん断れる雰囲気ではなかったという。各所で政治力に食い込もうとする、いなべFM、元はいなべ市文化協会なのだ。
内部事情を知った人たちを個別に口封じ
またそういったお金の問題だけではなく体制や体質にも大きな問題があることが取材で明らかになった。
こんなことがあったと関係者のT氏は言う。みんなでお疲れ様会と言っていなべ市から離れた桑名市でお酒を飲んで親睦を図っていた席で、いなべFMの悪い話をしたと言って、そこにいたパーソナリティを呼び出したというのだ。
偶然にも、その席の横にその多湖議員の知り合いが居たからだという話だが、話の内容を全部聞いたのか、聞かなかったのかは説明がなかったという。
現場にいたパーソナリティたちは、もちろん不満も話たが、前向きないい話もいっぱいしたと言う。いわゆる何処にでもあるガス抜きの親睦会であり、極めて健康的なモチベーションアップの会だったと。
それを見ていたかの様に各パーソナリティーを一人一人呼び出し問い詰めたと言う。
さらに次のような陰湿なルールもあるという。
パーソナリティに「いなべFMを辞めた人間とは一切連絡をとってはいけない。」そういう御触れが出ているのだそうだ。
辞めた人間は、いなべFMの悪口を言うからという理由から、LINEは愚か電話もメールも禁止されるというのだ。
こうした地道で陰湿な努力もあってか、今まで、いなべFMの犯罪的な内情は表沙汰にならずにすんでいた。
いんちき可能?身内ばかりの番組審査委員会
通常、こうした公共性のある放送においては、その健全性が保たれるように、第三者機関が設けられている。
いなべFMも例外ではない。しかし、その第三者機関も本来の役割を担っていないのだという。
その証拠に、こちらの調査によると、開局から一度も聴取率調査を行っていないのだ。
なぜそれが許されるかというと、各放送局には必ず番組審査委員会と言うのが存在する。この放送局は公共の電波を使っている責任と役務を果たしているか、放送局として健全な放送を心がけ、局としての経営も健全であるかを絶えず監視をする委員会だ。
その委員会がありえないメンバーなのだから、聴取率調査が行われてなくても何ら問題視されないのだ。
そのメンバーというのは、前述の種村会長が選挙のたびに口を利いてきたメンバーや、いなべ市議会の多湖議員と同じ会派の議員で、実質的に第三者機関とは言える状況ではないのだ。
よって誰も何も言うはずが無い。
さらにこの委員会の異常さはこんなところにもある。
三重県ではつい最近の話で鈴鹿市のコミュニティFM「スズカ・ヴォイス・エフエム」が給与を支払わず社員が出社せず放送事故を起こしたことは全国版でのニュースで記憶に新しいが、その鈴鹿市の市長も驚くことに「いなべFM」の番組審議委員に名前を連ねているのだ。
また、番組審査委員会に関して、次のような目撃証言もある。
「いなべFMのホームページでは番組審議委員会の活動を報告されていますが集まって雑談をして美味い物を食べているだけ。 」
今、怒り渦巻くいなべFM「市民よ!助成金の返金を要求しよう!」
いなべFMの関係者は、今まで、うすうすとこうした不正を知ってはいたものの、いまいち確信が持てずに居た。
というのも、多湖氏に口止めされ、いなべFMを去った者達の悪口を吹きこむことで、自らの悪行のカモフラージュをしてきたからだ。
弊社ばかりではない。いなべFMに疑問を寄せる識者たちの次のような声もある。
ジャーナリスト篠原史紀さんが呈するいなべFMの問題
いなべ市のFMの問題で言えば、積載根拠が全くない年間4200万円という委託金額(一説によるとコミュFMでは日本で一番高い委託金)。その金額が決定するプロセスで、明らかに虚偽(文化協会は国に指導された言ったらしいが、国からの指導はなかった。ま…
Posted by Fuminori Shinohara on Thursday, November 12, 2015
位田まさ子いなべ市議会委員のいなべFMに対する指摘
●位田まさ子議員の一般質問通告書です●質問事項1 防災の日によせて。災害情報伝達の充実といなべFMについて(1)おりしも9月1日は防災の日です。防災の日にちなみ、問う。 市内の防災対策の伝達方法は、FMいなべ〈いなべ市文化協会〉に…
Posted by いなべ市議会 創風会 on Thursday, August 27, 2015
いなべFMの随意契約に対する疑義指摘
このように、弊社だけではない。多くの人達が、疑問の声、怒りの声を上げているものの、いまだに多湖克典はそれらの疑義にたいする回答を避けている。
今、国際新聞社にいなべFMで行われてきた不正の情報が集まってきている。もしあなたもいなべFMの不正に関して、何か知っていることがあれば、ぜひその情報をお寄せいただきたい。
いなべFMについて
いなべFMは、三重県いなべ市の特定非営利活動法人いなべ市文化協会が運営するコミュニティFM放送局である。法人FM放送以外にも市民文化祭などの運営を行っている。局の愛称はFMいなべ、もしくはいなビー(JCBAインターネットサイマルラジオでの表記)。
2014年開局。
いなべ市は全戸に防災ラジオを無料配布する計画である。
大相撲名古屋場所において、いなべ市に隣接する桑名市に宿舎を設けている縁で、貴乃花部屋師匠の貴乃花光司が局のPR大使に就任している[1]
日曜深夜27:00~29:00を除き24時間放送で、自社制作番組以外の時間は、ミュージックバードの番組を放送(局の放送休止時間はミュージックバードの休止時間である)。
JCBAインターネットサイマルラジオに参加しており、JCBAのホームページの他、同局の公式ホームページからインターネットでの聴取が可能である。