社会問題

四国運輸局もグル?オートガレージムライによる愛媛自動車振興会常務理事の弟の改造車不正車検!

Visits: 6459

トヨタが全国で10社以上、6659台にのぼる不正車検に関与したということで、大変な問題になりました。

そんな余韻もまだ冷めやらぬなか、今度は愛媛県で不正車検が明らかになりながらも、処分されないどころか隠蔽される事態が起きている。

不正車検が行われたのは、大西菊郎が所有するマツダサバンナRX7。レース仕様にカスタムされた同車は、そのままでは公道を走ることができない。その車の販売を委託された愛媛県松山市の自動車チューニング ショップであるPRINCE(プリンス)は、大西菊郎より連絡を受け、車検取得がさなれたという同車を、国土交通省認定の民間車検場まで受け取りに行き、その車検通過後の車を自走でプリンスまで運び込んだという。

552eb4aed1593e952e7a12c7b8a0e9e1 2
不正改造のまま車検が通ったマツダの名車、RX7のFD

そこで販売するにあたって、同車をあらためて検査したところ、公道走行できない状態の不正改造がなされたままだったという。

車検取得がなされた後なので、不正改造状態であるはずが無いはずだった。

とりあえず、プリンスは公道を走らせる車として販売することができないため、大西菊郎に確認をとり、不正改造箇所を直したという。

この時点で、プリンスは違法改造車を公道で走らせてしまったわけであるが、車検場で合格となった車両を引き取りに行ったわけであるから、まさかその時点で、違法改造車であるとは思わないはずだ。

つまり違法改造車状態のまま公道を走らせるという犯罪を犯したプリンスではあるが、しかしながらまさか車検場から車検対応として出された車であれば、不正改造車なわけがないと思うのも当然であり、プリンスもいわば被害者のようなものだ。

ある人物よりこの車の不正車検の告発を受けた弊社は、当初、車検場の検査ミスも疑ったが、これを大西菊郎本人に確認したところ、驚くべきことに、あっさりと不正車検を認めた。

それどころか、この不正車検に関与したのは、オートガレージムライであることも告白している。

悪びれるどころか、堂々とさえしていた。

悪いことで金儲けしている金満コンビ?

実はこの不正車検に手を染めたオートガレージムライはその界隈では、違法改造車などの不正車検を請け負ってくれることで有名だったと言う。

そうした口コミが広がり、違法改造車の車検で困っている人たちが殺到し、相当な金儲けをしていたという。

さらに大西菊朗に至っては、大きなマンションを経営していて、空室を賃貸にして税金をごまかしていたことが税務署にバレて、脱税の容疑で国税の調査が入ったこともあって、それまで乗り回していたポルシェだのランボルギーニーを慌てて売却していたともいわれている。

そんなふざけたコンビをよく思わない人たちは、彼らの不正の告発を試みていたものの、どこに相談しても握りつぶされ、まさにこの不正金満コンビは無敵状態だったという。

dcefa97eb62fb38da42ca14f32f6dbfb

不正車検がバレてもお咎めなしのからくり

不正車検の事実が発覚すれば、その自動車整備工場は国交省からの認定が取消され、整備資格を失ってしまうことになるはずだ。それほど重大なことなのに、なぜ大西菊郎はあっさりと不正車検したことを認めるどころか、その不正車検に関与した自動車整備工場の名前まで教えてくれたのであろうか。

事情通によると、大西菊郎には、不正車検がバレても怖がる必要がないからくりがあるということだった。

大西菊郎の兄は、社団法人愛媛県自動車整備振興会の常務理事であるために、不正車検の目こぼしを受けているというのだ。

であるから、車検場でも不正改造車でありながらも車検を通してしまうという便宜が図られ、またそれがバレても、だれもその不正を咎めるようなことをしないというのだ。

弊社はその真偽を確かめるべく、社団法人愛媛県自動車整備振興会に問い合わせもしたが、恐ろしいことに、一切返事をしない。丸無視だ。

四国運輸局長吉元博文もグルか?

公然と不正車検が行われ、それが愛媛県自動車整備振興会も野放しにしているということに関して、弊誌記者が、四国運輸局の局長である吉元博文氏に現状を伝え、四国運輸局としての対応を問うた。

ところがさらに驚くべきことに、一週間以上経っても回答どころか、返事もまったくない。

もちろん、吉元博文に話が伝わっていない、ということは無いし、連絡がうまく行ってない、ということもない。

こちらが吉元博文の意思を問うべく、様々な働きかけをしているにも関わらず、回答どころか、返事もしないということは、つまり、明らかな意図を持って無視しているということにほかならない。

つまり、不正車検という犯罪が四国運輸局ぐるみ、吉元博文も意図的に隠蔽している状態といっても過言ではない。

四国運輸局及び愛媛自動車振興会が共謀して、大西菊郎の不正車検を隠蔽しているというのはまだ疑惑の段階ではあるものの、実際に現状、不正車検が行われていることが野放しになっている。しかもそれにたいして然るべき処分も行われなわれていない。

公園で子供の遊ぶ声がうるさいなんて、くだらない通報を警察にしても、警察は律儀に駆けつけてきて、通報者の意向に即した対応をして、その顛末を本署に報告すると言うのに、明らかな犯罪が行われ、犯罪を犯したという証拠もあり、また犯罪を犯した本人が白状してるにもか関わらず、まったく無視する、四国運輸局の吉元博文局長は、いったい何様なのだろうか!

四国運輸局は行政の立場として、また極めて公共性の強い愛媛自動車振興会は社団法人として、こうした不正が野放しになっている状況を知らされながら、なんら回答をよこすどころか、対応もしないことは、隠蔽していることも同然である。

ま さに先に事情通が言うように、大西菊郎は社団法人愛媛県自動車整備振興会の常務理事の大西周一という兄がいることで、不正車検の便宜が図られていて、不正車検がバレても、なんらお咎めなしという状態にある、という状態だ。

まさか、四国運輸局の吉元博文は、スーパーカーを乗り回す大西菊朗に鼻薬をかがされていたわけでもなかろう?

四国運輸局長吉元博文
四国運輸局長吉元博文

処分に動き始めた国土交通省

知り合いに権力者がいることにより、不正車検が握りつぶされるという仕組みがあるのが、四国運輸局だ。この自体を重く見た国土交通省は、現在、この汚職事件に対して、処分に動いていると言う。

不正車検を指示した本人が不正車検の事実を認めているにも関わらず、なんの対応もしない四国運輸局の体制は異常であり、国土交通省が指導に動くのも当然だ。

自動車は走る凶器にもなり得るものであるから、安心安全のために自動車の整備がなされなければならない。その役割を担うべき、社団法人愛媛県自動車整備振興会が、一番身近な身内の不正な車検に加担しているかのような対応をしている。

そしてそれを問題視しないのであれば、四国運輸局も不正車検の共犯者のようなものである。

四国運輸局はまさに腐敗進行中である!

国際新聞編集部

ただただ謙虚な姿勢でありのままのことをありのままに伝えることこそ、 ジャーナリズムの本来のあるべき姿。 それを自覚はしているものの、記者も血の通った人間。 時にはやり場のない怒りに震えながら、 時には冷酷な現実に涙しながら、取材をし、 全ての記事に我々の命を吹き込んだ新聞を作っています。

Related Articles

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

Back to top button
Send this to a friend