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旧動燃のマスコットキャラクターの心の叫びについて(通知)
平成 27 年 8 月 9 日
※※専決等不可:要本人伝達
国会・地方議会議長・議員 各位
報道機関・人権・福利厚生・教育団体 代表者 各位
総務大臣 殿
事務次官 殿
行政評価局長 殿
地方管区行政評価局長 各位
地方行政評価支局長 殿
地区行政評価分室長 各位
地域行政評価事務所長 各位
自治行政局長 殿
自治財政局長 殿
地方公共団体 首長・副首長・教育長・管理職 各位
高橋 エマニエル=努
旧動燃のマスコットキャラクターの心の叫びについて(通知)
現独立行政法人日本原子力研究開発機構の前身である(特殊法人)動力炉・核燃料開発事業団の広報アニメ及びそのマスコットキャラクターである「プルトニウム物語 頼れる仲間 プルト君」のセリフを下記のとおり文字列化しました。
放射性物質であるプルトニウムを過大評価する危険性があるものの,原子力又は保守派全般への歪曲した差別若しくは攻撃への警笛であり,一律悪党扱いで否定され続けている原子力事業従事者及び保守派の心の叫びと思料されます。
先般通報済みの,地域振興を妨げる,何ら根拠なき心霊スポット等の風評被害に共通するものがございます。
真の厳正公正たる行政を,再検討下さい。
「こんにちは~~皆さん!ボク,プルトニウムのプルト君です。どうかよろしく。
何故こんな事をしたかっていいますとね~ぇ~・・・
プルトニウムは,皆さんにまるでお化けみたいに考えられている,そうなんじゃないかなぁ?って思うからなんです。
皆さんはボクについて,何か良く分からない恐ろしいって,イメージを持っていらっしゃいませんかぁ~・・・?
ボクが先ず,『戦争の道具=原子爆弾』に使われてしまったのは,本当に残念なことでした。
でもボクだって『戦争は大嫌い』です。『平和のために働くことが大好き』なんです。
ノーベルが発明したダイナマイトだって,危険だけど人類の役に立っているでしょ!
ボクもそうなりたいし,なれるんです!
皆さん,今日はプルトニウムの『本当の話』を聞いて下さい!
プルトニウムは,ウランのように鉱山から掘り出すことはできません。
原子炉の中で,ウランが燃える時,生まれてくるんです。
僕を最初に発見して下さったのは,アメリカの原子力委員長を務めたこともあるシーボーグ博士で1940年のことでした。
プルトニウムという名前は,太陽系の一番外側の惑星冥王星プルートに因んでいます。
ついでに言えば,ウランはその二つ内側の惑星天王星ウランから来ています。
皆さんとのお付き合いが未だ浅いせいか,僕にはどうも悪い噂があって,よく知られていない事が多いようです。
えっ!?どんなことかって!?
それを,これからご紹介しましょう。
先ず,第一の誤解は10kg位のプルトニウムがあれば,原子爆弾が簡単に作れるという噂です。
そこで,悪者がいて原子爆弾を作ったりしたら,大変だと思われるようになったのです。
一体,本当にそんなことが出来るのでしょうか?
原子爆弾には,純度93%以上のプルトニウムが使われているといわれています。
一般の原子炉に使われているプルトニウムでは,純度は精々70%程度ですから,これで原子爆弾を作るのは非常に困難です。
仮に,これを原料に爆弾を作るとしても,それには相当に高い技術と大掛かりな設備などが必要であるといわれています。
そして何よりも,プルトニウムは貯蔵中も輸送中も,とても厳重に管理され防護されていますから,これを盗んだり奪ったりするのは到底不可能なことです。
原子炉で使われるプルトニウムで爆弾を作るというのは,結局現実的ではないのです。
ボクについての第二の誤解は,ボクが猛毒で,しかも癌の原因になるというのです。
プルトニウムは,例えば青酸カリのように飲んだらすぐ死ぬと言うような劇薬ではありません。
ボクが毒だと言われるのは,主として僕が出すα線のためです。
このα線は,紙一枚でも遮ることができる放射線ですが,ボクはなが~い期間,このα線を出します。
プルトニウムは,皮膚に触れた場合でも,そこから吸収される事はありません。
飲みこまれて胃や腸に入った場合も,ほとんどが排泄されて体の外に出てしまいます。
しかし,傷口などから血液の中に入った場合は,簡単に身体の外には出せません。
この場合,プルトニウムはまずリンパ節に集まり,その後骨や肝臓に移りα線を出し続けます。
また,吸い込まれた場合,一部は吐く息と一緒に吐き出されますが,場合によっては肺に入り込んだものが骨,肝臓などに移り,ながーい間にわたってα線を出し続けます。
プルトニウムは,血液の中に入れないこと,それから吸い込まないことが最も大切です。
人間の体の中に入った場合の影響については,これまでにプルトニウムが原因で癌になったと断定された例がないため,動物実験のデータをもとに推定されています。
その動物実験の結果からは,プルトニウムが血液や肺の中に入った場合,その量や科学的形態によっては,何年も何十年も経ってからの発癌の可能性が指摘されています。
しかし,ラジウムなどの取扱いで被曝した例で,癌が発生した報告はありますが,プルトニウムが原因で癌になったと断定された例は全くありません。
ボクの取扱いについては,厳しい基準が作られていて,これに基づくきちんとした管理が行われているんです。
ですから,ボクが人体に影響を与えることは考えられません。
今,悪者たちが僕を貯水池に投げ込んだとしてみましょう!
ボクは,水に溶けにくいばかりか,重いため,ほとんど水底に沈んでしまいます。
万一,水と一緒に飲みこまれてしまっても,『胃や腸からはほとんど吸収されず』,身体の外に出てしまいます。
でも,ボクの危険性だけが強調され,脅しの手段に使われることがあります。
なぜ,『ボクを脅しの手段に使うの』でしょうか?
それは,一般に僕についての正しい知識が不足していて,原子爆弾やら放射能やら恐ろしげなイメージだけが先に立ってしまうからなんです。
それが作り物のお化けのようなものだと分かれば,誰もボクを脅しの道具なんかに使ったりはしなくなるでしょう!
一体,ボクは人間の素晴らしい知恵でコントロールできない程,危険なものなのでしょうか?
プルトニウムは,今,開発がすすめられている新しい型の原子炉で使うのが,一番効率が良いのです。
この新型原子炉では,天然のウラン資源を今までの何10倍にも生かして使えるんです。
このことは,人間のエネルギーの未来を明るい希望に満ちたものにしてくれます。
ボクは,そんな形で皆さんのお役に立つのです!
動燃では,高速増殖炉や新型転換炉,そしてプルトニウム燃料の研究と開発にすでに25年以上もの安全の取扱いの歴史を誇っています。
皆さん,僕はお化けではありません!
僕の本当の姿を見て下さい!
例えば,木星探査衛星ボイジャーにだって,ボクは使われています!
『皆さんが』,『平和な暖かい心で付き合って下されば』,僕は決して恐ろしい物でも危険な物でもありません!
これからずっと長い間にわたって,尽きることのないエネルギーをお送りする頼りになる仲間なのです!」
高橋 エマニエル=努 さま
恥ずかしながら、私もプルトニウムに関して、条件反射的に「原発=危険なもの」という認識でいましたが、高橋 エマニエル=努 さまの投稿で、その認識が少々改まりました。
ありがとうございました。
ちなみに、なんで、今回の投稿主は、「プルトニウム物語 頼れる仲間 プルト君」でなかったのかなぁと、ちょっと疑問に思いましたw
国際新聞社 編集部 殿
こちらこそ,いつも,素晴らしい編集を賜り,厚く御礼申し上げます。
投稿主ですが,敢えてSEOを考えて,そのようにいたしました。
ネットにおけるお役所界隈での嫌われ者,高橋エマニエル=努の方が,ヒットしやすいのです。
また,私も正直,原子力全般が元々嫌いでした。
原発事故並びに東電及び原子力規制委員会(庁)の隠蔽工作に嫌気が差し,これがトラウマになっていたからであります。
しかし,本当に悪いのは反日のプロ市民,マスコミ並びに東電及び原子力規制委員会(庁)であって,科学の力自体は,少しも悪くはありません。
癌にするのも,人を殺害するのも放射線である一方,癌治療をはじめとする医療及び救命行為に用いるのも放射線です。
諸刃の剣を振る側の問題なのです。
また,現在,保守派及び原子力従事者全般への謂れなき誹謗中傷が横行しており,これに対する名誉回復の意図とあり,今回の投稿に及んだ次第でございます。
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