平成 27 年 7 月 31 日

国会・地方議会議長・議員　各位
報道機関・人権・福利厚生・教育団体　代表者　各位
総務大臣　殿
事務次官　殿
行政評価局長　殿
地方管区行政評価局長　各位
地方行政評価支局長　殿
地区行政評価分室長　各位
地域行政評価事務所長　各位
自治行政局長　殿
自治財政局長　殿
地方公共団体　首長・副首長・教育長・管理職　各位

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　高橋　エマニエル＝努

今，公立図書館が危ない。有害図書の温床に子供が曝される。＝過去の私からの今一度の要望(通報・行政相談・依頼)

下記のとおり，過去に多方面へしてまいりました要望を，今一度いたします。
相当程度，長くなりますが，お取計らい願います。

青少年の健全なる育成並びに治安の維持及び向上性差別及び障がい者差別の殲滅への要請について（埼玉県条例の整備拡充へ向けての要請について）

さて私は，下記のとおり，Ｓ町長，Ｓ町役場諸部署並びに埼玉県知事及び埼玉県警察へも，Ｓ町立図書館における有害図書の氾濫について，再三に渡り通報及び改善要求をしてまいりました。
しかしながら，下記のとおり，Ｓ町長から誠に心外で支離滅裂なる回答しか得られず，結局，何の対応も得られませんでした。
彼らの主張は，「自由」及び「平等」を謳った図書館法を笠に着ているのです。
私自身がかつて失業者時代に，厚生労働省職業安定局並びに当該局地方支分部局たる労働局及び公共職業安定所へも，労働基準法及び風俗営業法並びに各地域条例に著しく抵触する，違法アダルトビデオ又は違法性風俗業の年齢不問求人(たとえ18歳未満応募禁止にしてもなお，そもそも業種及び業態そのものが違法)甘受に対して同様の要請を数多に行った際も，やはり支離滅裂な回答しか得られませんでした。
彼らの主張は，やはり同様に「自由」及び「平等」を謳った「職業安定法第五条の五」を笠に着て，「(私から)通報された求人の受付を拒否する事は，却って我々が法令に反する事になる。総ての奉仕者たる公務に従事する者としても，『この手の業種』を不当に蔑む事を，してはならない。」と言うものでした。
面倒臭がり屋の事なかれ主義，と言わざるを得ません。
しかし，何れのケースも，関係法令の一部しか参照しておらず，他のより優先順位の高い法令を，少しも調査されていません。
また，そもそも法令等は外国語表記では「regulator」等とされ，文字通り抑制装置的な存在であります。自由又は平等よりも，先ずは常識及び倫理です。
つまり，憲法の趣旨どおり，積極的「自由」又は「平等」はあくまで原則であって，「公共の福祉」及び「善良たる風俗」の貫徹を前提としているのです。
現代の趨勢に迎合する数多の大人たちは，当該趣旨を尽く忘却し，自分たちの職務上直結するものの内，唯一の法令の条文を杓子定規に鵜呑みにし，当該条文を笠に着て，私の様な問題提起をする者に対して，「私たちは法令順守している。貴方の主張こそが間違っている。」と言った具合に反論をするのです。
このままでは，老若男女不問で，近隣の自治体住民の品位下落はもとより，未成年者並びに年少者及び児童等の，青少年の健全なる育成並びに治安の維持及び向上が，尽く脅かされっ放しの常態であります。
青少年は，悪い大人たちの自由又は平等若しくは諸権利を悪用する様態を見て，恐らく将来，そんな大人たちの真似をすることでしょう。
私自身でも勿論，今回と同様の提言を官公庁及び諸団体へ個人的に行ってまいりましたが，一個人としての説得力が乏しい事はもとより，最近まで失業していた障がい者と言うこともあって，わが資金源が尽きようとしており，個人としての提言に限界を覚えております。
そこで，繁忙期に甚だ長文にて大変お手数に存じ上げますが，どうかご一読の上，貴台からも，関係諸団体及び官公庁へ，お取計らい及びご対応下さいますよう，何卒よろしくお願い申し上げます。
最後に，誠に僭越ながらも，悪い大人たちによる，訳の分らぬ，公序良俗貫徹と言う義務をろくに果たさない上での「個性」，「自由」，「平等」，「諸権利の行使」又は「芸術」若しくは「自分に正直な生き方」の主張に基づく，暴力，強姦及び売春並びに不倫等の犯罪行為，その他全般的に過激な猥褻表現への助長，正当化又は擁護若しくは讃美等が，破邪顕正の名の下，貴会をはじめとする正統派の諸団体から打倒され，「自由」及び「平等」並びに「倒錯シュールレアリスム的芸術」の名を笠に着た，現実世界における勘違いが淘汰され，単に我侭なだけの「悪平等」並びに「個性」及び「自由」よりも，最低限の「常識」及び「倫理」が優先される社会が構築され，老若男女不問で，凶悪犯罪並びに売春及び不倫をも含む性犯罪が消滅し，青少年の健全なる育成並びに治安の維持及び向上はもとより，青少年の教育の更なる整備拡充を切望するばかりでございます。

Subject: 知事への提言
Date: Mon, 02 Apr 2012 01:20:08 +0900

埼　　玉　　県　　知　　事　　殿
埼 玉 県 関 連 部 局 課 所 御 中

下記のとおり，県内自治体行政における問題点を通報いたしますので，ご対応下さいますよう，お願いいたします。
（大変長く，誠にお手数に存じ上げますが，是非一読の上，お取計らい及びご対応下さいますよう，お願い申し上げます。県が市町村に指揮・命令権がないことは，重ね重ね承知しております。むしろ，自治体同士の協力を切望いたします。今回，偶然に私個人がＳ町立図書館内で発見した事例に過ぎず，埼玉県内の他の自治体でも，同様の事態があるかもしれません。ご理解願います。また，県の方々は，青少年の健全なる育成並びに治安の維持及び向上はもとより，有害コンテンツ，特に猥褻又は猟奇的なものへの取締りに係る専門的な知識及び技術並びに経験に長けていることと，市町村だけでは，今回の問題は対処し難いとも懸念されるので，通報いたしました。）

「Ｓ町立図書館における有害図書の発見の通報並びに当該図書の除籍及び殲滅の要請について」
（該当分野：「性差別」，「障がい者差別」，「人権侵害」，「公序良俗に反する過激な内容」，「不倫及び強姦等の犯罪行為の正当化」及び「青少年の健全なる育成等の阻害」並びに「Ｓ町政及びＳ町民全般の品位下落」）

私は，平成24年3月28日(水)(新規登録)，29日(木)及び30日(金)の3日間にわたり，「カルスタＳ」のＳ町立図書館を利用いたしました。
バリアフリー思想を貫徹された1階建及び無段差の建築スタイル並びに車椅子でも容易に移動できる広大なるスペースは，私にとっても快適な空間でありました。
図書数及びバリエーションに関しては，読書好きの人からは，大変厳しい意見が数多に寄せられておりますが，私としては，数及び種類の現段階での少なさに関しては，もはや不可抗力に存じ上げますので，決して臆することなく，地道に増加させて行けば充分に存じ上げます。
一方，読書好きの方々すら見落としているのでしょう，むしろこちらの方こそ，甚大なる瑕疵に思料されます。

　図書館内での，所謂「有害図書」の氾濫でございます。恐らく，多忙につき，学芸員又は司書さんのチェックが全く機能していないのでしょう。

先ず，当該図書の分類は，公式の資料上は「一般」となっておりますが，それをもって図書館保有図書へ甘受されることは，尽く出版社側の意図に踊らされている行為でもあり，当該図書の内容は，もはや「猟奇的」又は「変態性欲」若しくは「強姦及び不倫等の犯罪行為」に対する不当たる助長及び正当化をも含む，公序良俗違反も甚だしい，青少年の健全なる育成並びに治安の維持及び向上を阻害することはもとより，青少年に限らずＳ町民全般に係る学識及び品位並びに名誉をも毀損する，大失態であります。
私は，一昨日まで失業者でもあり，最近まで公共職業安定所を数多に利用し，いつも違法求人に目を光らせ，公安委員会の許可対象にすらならない，過激で公序良俗抵触も甚だしい違法アダルトビデオの撮影現場に係る求人を頻繁に見つけ，全てその都度労働局等へ通報し，削除させていた経緯があります。

また，公安委員会許可番号取得済みの合法的なアダルトビデオの求人であれば，その都度，「アダルト業種」及び「18歳未満応募禁止」の旨，明記させておりました。

その際，担当職員(労働基準監督官又は厚生労働事務官＝国家公務員)の言い訳で散見されたのが，「忙しくてチェックできなかった。今後は，違法アダルトビデオ又は性風俗の求人であれば，受付拒否又は削除，合法アダルトビデオ又は性風俗の求人であれば，せめて『アダルト業種』である旨明記の上，『18歳以上』逆の年齢制限を付加して対処する。」と言うものです。

しかし，幾度も同一労働局管内で，同様の不始末が絶えず繰り返されていました。
大日本帝國の検閲ではあるまいし，全ての内容をチェックするのは客観的合理性を欠いていますが，「公共職業安定所の求人」及びＳ町立に限らず遍く「公共図書館の図書」も，「せめて『概要』くらいはチェック」して，その都度，除籍又は受付拒否等の対処を執るべきでしょう。

まさか，Ｓ町の職員さんが自ら，今回のような有害図書をＳ町立図書館に贈呈又は「わざわざ『公費』で購入」することなどはない，と信じておりますが，もしそのようなことがあれば，もはや言語道断に存じ上げます。

今回問題にするＳ町立図書館書架保有の有害図書は，「極度に」差別的若しくは猟奇的又は猥褻であり，下記の他県条例に著しく抵触するものであります。

他県条例だから，適用除外だから一切関係がないのではなく，東京都条例は特にその多くが，全国一円の一般法の表現を単に具体化したものに過ぎず，東京都独自の規程は極僅かであります。
つまり，東京都条例と同様の趣旨をより抽象的に，国の諸法令がかねてから謳っているのであります。今回は，その典型例であります。
「東京都青少年の健全な育成に関する条例」における有害図書指定対象を抜粋すると，「販売され，若しくは頒布され，又は閲覧若しくは観覧に供されている図書類又は映画等で，その内容が，青少年に対し，著しく性的感情を刺激し，甚だしく残虐性を助長し，又は著しく自殺若しくは犯罪を誘発するものとして，東京都規則で定める基準に該当し，青少年の健全な成長を阻害するおそれがあると認められるもの」（第8条）となっており，平成23年7月1日以降はさらに「強姦等の著しく社会規範に反する性交又は性交類似行為を，著しく不当に賛美し又は誇張するように描写し，又は表現する」ものも不健全図書指定の対象となりました。
そして，今回問題にしている図書も含め，この手の有害図書の共通項たる特徴としては，作品を通して，男性受けを狙って敢えて女性を主人公又は主要登場人物にし，当該女性が犯罪的又は倒錯的若しくは過激な性行為を大好きである，と言う設定にし，当該女性自身に「男どもは獣だ。私は，自分に対して素直に，誠実に生きているだけ。当該生き様はむしろ素晴らしい。」旨明言させ，実のところ，女性はそういう生き物である，と言う誤解を読者へ抱かせ，当該作品が，表現の自由に満ち溢れた，素晴らしい芸術作品である，と言う主張を炸裂させることで，結果として「宮崎勤」や「サカキバラセイト」等の実在の凶悪犯罪者の猟奇的な思想を不当に正当化又は美化若しくは擁護させる，危険極まりない倒錯的作品であります。
また，諸法令上での有害又は猥褻表現等は，媒体等を不問として当該表現とする，つまりは，フィクション・ノンフィクションの区分，実行為・演技・特撮効果の有無を不問とし，図画若しくは映像又は音声に限らず，「『架空の物語』の『文章』」をも当然に含まれるものと，判例法理(過去の判例を引用及び重視した，裁判所における極度の前例踏襲的思想)により解釈されます。
例えば，「チャタレイ夫人の恋人」(小山書店)没収・発禁処分事件における裁判例(チャタレイ裁判)。昭和32年3月13日・最高裁判所・大法廷判決「性的秩序を護り，最少限度の性道徳を維持せしめたること，即ち公共の福祉の体を為すこと，反論余地なきもの明白。本件訳書，『猥褻文書』と認め，その出版を『公共の福祉に違反するもの』と為す原判決，妥当とす。」，と言った具合であります。
さて本題でありますが，私が知る限りの「氷山の一角」として，Ｓ町立図書館保有の有害(不倫並びに売春及び強姦等の犯罪行為の正当化並びに美化及び助長，性差別，障がい者差別若しくは猟奇的倒錯又は極度の猥褻表現等)図書を，9件通報いたします。
当該9件の下記概要は，Ｓ町立図書館ウェブサイトにおける保有図書データベースの検索結果を引用しております。
つまり，当該データベース構築時の元のデータ入力の際，Ｓ町職員が既に気付かれていながら，甘受並びに登録及び放置されていることに他なりません。誠に，遺憾であります。

１．タイトル　：　フォーチュンクッキー

著者　：　斎藤　綾子／〔著〕
叢書名　：　幻冬舎文庫　さ－４－２
出版者　：　東京：幻冬舎　2001年08月
その他　：　【NDC１】913.6 【サイズ】１６ｃｍ 【ページ数】２５１ｐ【価格】495 【ISBN】4-344-40139-5
内容紹介　：　俺たち三百回やったら別れようぜ。初めてセックスした夜，つながったままの恰好で男は言った。それが不幸なのか幸せなのか，わからない。今わかっているのは，この男が最高に気持ちよくって，一番感じるということだけだ―。ギラギラの文体で描く，不滅のエロティシズム。レズビアン，ヘテロ，バイセクシャルたちが巻き起こす二十六の愛の形。

２．タイトル　：　愛より速く

著者　：　斎藤　綾子／著
叢書名　：　新潮文庫　さ－３５－３
出版者　：　東京：新潮社　1998年10月
その他　：　【NDC１】913.6 【サイズ】１６ｃｍ 【ページ数】２１４ｐ【価格】438 【ISBN】4-10-149513-0
内容紹介　：　快感は一瞬だった。それでも，私の肉体は，深い陶酔に永遠を感じていた。奔放な性体験。寄せては返す快楽の波…。私は日々痺れていた。肉体を捧げるオスに奉仕し，心を許せる女に嵌まっていた―。売り，援交，ＳＭ，輸姦，乱交，不倫，同性愛…エロスの王道を歩む２３歳の女子大生が，怖いもの知らずで体験した数々のセックス遍歴。時代を軽やかに突きぬけた，大胆不敵なラブ＆ポップ。

３．タイトル　：　ヴァージン・ビューティ

著者　：　斎藤　綾子／著
叢書名　：　新潮文庫　さ－３５－４
出版者　：　東京：新潮社　1999年11月
その他　：　【NDC１】913.6 【サイズ】１６ｃｍ 【ページ数】２４８ｐ【価格】400 【ISBN】4-10-149514-9
内容紹介　：　あなたと触れ合っているその部分から，溶けてあふれて流れ出して，もう止められない…それが私の体なら，思い切ってどこまでも快楽を求め続けよう。暴力，輪姦，ＳＭ，不倫，レズビアン，中絶，そしてすべてを凌ぐエクスタシー。それらが渦巻くリアルな性の場面を，軽やかに駆け抜けるエロスの女神たち。その，欲情する体と無垢な心をストレートに描いた，世紀末衝撃の愛の物語。

４．タイトル　：　サクリファイス

著者　：　フローランス・デュガ／著　長島　良三／訳
出版者　：　東京：河出書房新社　2004年11月
その他　：　【NDC１】953.7 【サイズ】２０ｃｍ 【ページ数】２１０ｐ【価格】1,600 【ISBN】4-309-20423-6
注記　：　【原書名注記】Ｄｏｌｏｒｏｓａ　ｓｏｒｏｒ．∥の翻訳　【書名注記】並列タイトル：Ｓａｃｒｉｆｉｃｅ
内容紹介　：　人はこれほど放逸に性愛を極められるのか！性を自在に変容させる二人の少女と一人の男。痛苦と快楽のさなか非知への予感に震える白い肌。血と恍惚と死に彩られた，究極の性の供犠。全ヨーロッパを魅了した衝撃のベストセラー。

５．タイトル　：　さくら伝説

著者　：　なかにし　礼／著
出版者　：　東京：新潮社　2004年03月
その他　：　【NDC１】913.6 【サイズ】２０ｃｍ 【ページ数】４５１ｐ【価格】1,800 【ISBN】4-10-445106-1
内容紹介　：　貞淑な妻と穏やかな生活と年若き愛人との濃密な情事を手にした瞬間，人生のカウントダウンは始まっていたのか―死を覚悟しながらも，官能と恍惚を求める男の性。生と死の狭間にしか存在しない悦楽の先に待っていたものは…。文学史上かつてない，桜をモチーフに日本人の深層心理をえぐった究極の官能世界。

６．タイトル　：　恍惚

著者　：　梟森　南溟／著
出版者　：　東京：角川書店　東京：角川グループパブリッシング　2008年02月
その他　：　【NDC１】913.6 【サイズ】２０ｃｍ 【ページ数】２３８ｐ【価格】1,600 【ISBN】978-4-04-873829-3
内容紹介　：　喰われ，呑まれ，女たちは歓喜の海をめざして走り続ける。太古から現代まで，異なる時代に生きる女たちを主人公に描く，果てしなき渇望と悦楽の物語。坂東眞砂子が実名を伏して挑んだ禁断のエロティシズム。〈ＷＢ〉

７．タイトル　：　欲情

著者　：　梟森　南溟／著
出版者　：　東京：講談社　2008年02月
その他　：　【NDC１】913.6 【サイズ】２０ｃｍ 【ページ数】２４８ｐ【価格】1,600 【ISBN】978-4-06-214554-1
内容紹介　：　夫は「自由な性」を理想としていた。そして妻は，男と出会った。夫は，妻の性の自由を受け入れられるのか。「自由」に憧れ，縛られた男女の織り成す恋愛長編。坂東眞砂子が挑む，究極のエロティシズム。〈ＷＢ〉

８．タイトル　：　発情装置

サブタイトル　：　エロスのシナリオ
著者　：　上野　千鶴子／著
出版者　：　東京：筑摩書房　1998年01月
その他　：　【NDC１】367.9 【サイズ】２１ｃｍ 【ページ数】２７３，６ｐ【価格】1,900 【ISBN】4-480-86311-7 【件名】性(セイ)
内容紹介　：　人はなぜ欲情するのか？もはや「対」幻想の時代は終わった―ブルセラ，援助交際，セックスレス…地滑りを起こしたように変わっていく性意識。その構造を読み解く鍵とは？２０世紀というエロスの世紀を，快刀乱麻を断つごとく著者が鮮やかに跡づける。

９．タイトル　：　セックスボランティア

著者　：　河合　香織／著
出版者　：　東京：新潮社　2004年06月
その他　：　【NDC１】369.27 【サイズ】２０ｃｍ 【ページ数】２３８ｐ【価格】1,500 【ISBN】4-10-469001-5 【件名】身体障害者(シンタイショウガイシャ)
内容紹介　：　障害者だってやっぱり，恋愛したい。性欲もある。その思いを満たすための「性の介助」の現実とは？彼らの愛と性に迫るノンフィクションの意欲作。

これら総じて，例えば中等教育機関等の美術又は社会科の教科書に散見される，裸婦(夫)像のような芸術的描写又は医学書，心理学書，保健・体育若しくは技術・家庭の教科書に散見される性教育的描写に代表される正当たる性描写(＝「性教育的性描写」)の何れにも該当せず，むしろ，よく社会問題にされるアダルトビデオに代表される，専ら差別的若しくは猟奇的又は過激にして倒錯的嗜好並びに強姦及び不倫等の犯罪行為を随伴する性風俗的性描写を悪戯に主体とし，また当該性「描写」のみならず，「表現の自由若しくは芸術的表現又は自分に正直な生き様」を専ら大義名分に「諸犯罪行為及び当該性『行為』そのもの」をも正当化する，「青少年の健全なる育成並びに治安の維持及び向上」を著しく妨害又は破壊若しくは殲滅するばかりの，「反社会的な内容」のものでもあります。
心身ともに未成熟な青少年等が，当該図書をよりによって公立図書館にて手に取り，学業成績不振のみならず，倒錯的及び猟奇的並びに背徳的な思想をも植えつけられ，彼らに「自分たちの父母が，これらの作中の登場人物みたいなことをしてくれたお蔭で，自分たちがこの世に生まれてきたんだ。こういう行為は，良いことなんだ。別に悪くないんだ。」などと言う甚だ逸脱した誤解を与え，彼らが諸犯罪行為へ手を染め，人生の階段を踏み外すなど，想像もしたくありません。
さらに，９の図書に関しては，直接的に猟奇的なアダルト図書ではないものの，やはり著者ご自身が障がい者でもなく，障がい者福祉従事者でもなく，周囲に障がい者が居るわけでもなく，ただ面白半分に「極一部」の障がい者のみを取り上げて，専ら「随筆」を大義名分に，あたかも「『遍く』障がい者が婚姻において，売れ残る。不人気である。だから障がい者は，こういった『介護を言い訳にした』反社会的な性風俗業を利用している，ろくでもない連中である。」と，健常者諸々に誤解を与え，ただでさえ社会的弱者で様々な差別及び偏見等の不利益を受け続けている障がい者の社会的地位を益々下落させかねない，虚偽のプロパガンダであり，過激な性風俗記事であり，不当たる弱者への差別的記事でもあります。
私が知る限り，肢体不自由者をはじめとする身体障がい者は，何れも「自然の恋愛をもって，普通に健常者を相手に婚姻され，普通に健常者のお子さんを設けられ，幸せな家庭を築かれて」います。
むしろ，「障がい者が売れ残って，挙句の果てに，『性の介護』のお世話になる。」と言う訳ではないばかりか，以前も９の図書とは別件ながらも「性の介護」がマスコミで騒がれ，その話題を当該障がい者へ持ち出した際に，「そんな輩は私が知る限りおらんよ！！そんなの極一部の『やらせ』だろ！！信じない，信じない。自分なんて，普通に健常者と結婚して，健常者の子供が居て，普通の家庭を築いているし。。。」と，むしろ笑われてしまったことがあります。

そして，彼らは「性の介護」なんて，知ってはいても，もはや眼中にもありませんでした。むしろ，専ら「極一部」の人が利用しているサービス，専ら「他人事」，として捉えておりました。

９の図書に対しては，もはや猛烈なる憤りを覚えております。

まして，当該図書の書籍データベースの検索キーでもある「件名」が「身体障『害』者：シンタイショウガイシャ」であることも，あたかも障がい者をテーマに真面目に検索をかけている，障がい者福祉従事者及び当事者団体職員又は障がい者の親族若しくは本人に対して失礼なのはもとより，障がい者について調べ物をしている健常者に対して，障がい者の負のイメージを不当に植え付け，なお一層，障がい者差別を助長してしまいます。

９の図書は，もはや我々障がい者にとって，専ら除籍，淘汰又は打倒若しくは殲滅の対象以外のなにものでもありません。

また，これら全ての図書は，何れも図書情報上は「一般」に分類されてはいるものの，それは出版社側の意図した作戦でもあり，社会通念上，「成人図書」又は「官能小説」若しくは「変態性愛図書」に分類されることは明白でもあり，やはり出版社側が提示した分類の鵜呑みは危険極まりない事例でもあり，図書の内容の「概要」くらいのチェックは必須であります。
そもそも，これら全ての図書について，このような下品・下劣も甚だしく，青少年に限らずＳ町民の教養向上等の教育の観点からもまるで長所のない，専ら好色的にして猟奇的にして背徳的でもある劣悪図書が，Ｓ町立図書館に保有されること自体が，決してあってはならない，大失態なのであります。
Ｓ町行政及びＳ町民の品位及び社会的地位並びに名誉を，著しく毀損又は破壊若しくは殲滅せしめたる，公共の福祉に反する，反社会的行為でもあります。
これらの様態，言語道断，不届千万。極めて遺憾に存じ上げます。甚だ猛烈なる憤りを覚えております。
表現の自由又は思想・言論の自由を主張する方がいるならば，それこそ公立図書館ではなく，民営の書籍店等のアダルト専用コーナーで，勝手に自費でアダルト図書等を，購入すればこと足りるのであって，このような「変態・悪質・猥褻たる有害図書」を，わざわざ公立図書館にて堅持為さることの，客観的合理性又は社会通念上相当性若しくは正当性など毛頭ないのです。
つきましては，今回列挙したものは勿論のこと，保有図書全書について，Ｓ町が，せめて概要くらいは再チェックし，問題があれば，表現の自由などとは言わずに，公序良俗最優先の下，推定無罪とは逆の「疑わしきはクロ」をモットーに，有害図書の除籍等の殲滅作戦はもとより，今後とも，新規増書の際は，予め内容等をチェックし，有害図書の予防に尽力できるような体制の構築へ向け，Ｓ町へ働き掛けて下さるよう，お願いいたします。
現に，Ｓ町立図書館内のインターネット端末の壁紙に，「アダルトサイトの閲覧を禁止」する旨明記されており，暗黙に，「Ｓ町立図書館内では，『表現の自由よりも公序良俗を優先』する，『局所社会が成立』している。」ことを，位置付けているのです。そのことからも，表現の自由などに怯える必要性は毛頭ありません。
また，埼玉県内の他の自治体でも同様のケースが潜んでいるかもしれません。各自治体に対する，本件の周知及び注意喚起はもとより，もし同様の問題を抱えている自治体があれば，対処方法及び再発防止体制の整備拡充に係る知識の教示等も必要と思料されます。
以上，非常に長くなりましたが，くれぐれも決して目を背けることなく，ご対応及びお取り計らい下さいますよう，お願い申し上げます。
本件について，お取扱い下さるよう，重ねてお願い申し上げます。
末筆ながら，Ｓ町立図書館が，公序良俗に則った図書保有を順守され，Ｓ町民の品位向上に寄与されることはもとより，保有図書数及びバリエーションが増加し，非常に口煩い読書好きからも認められる図書館へ発展されることを，願って止みません。
他の自治体さんについても，同様でございます。

Subject: 知事への提言
Date: Sun, 15 Apr 2012 19:32:05 +0900

埼　　玉　　県　　知　　事　　殿
埼 玉 県 関 連 部 局 課 所 御 中

平成24年4月2日付にて送信いたしました提言等について，再度お取計らいをお願いいたします。
「Ｓ町立図書館における有害図書の発見の通報並びに当該図書の除籍及び殲滅の要請について」（該当分野：「性差別」，「障がい者差別」，「人権侵害」，「公序良俗に反する過激な内容」，「不倫及び強姦等の犯罪行為の正当化」及び「青少年の健全なる育成等の阻害」並びに「Ｓ町政及びＳ町民全般の品位下落」）と題したもので，大変長くお手数に存じ上げますが，埼玉県内の他の自治体の公立図書館でも同様の事態が懸念され，専門性を要する問題こそ広域で対処すべくものとも思料されるので，青少年の健全なる育成並びに治安の維持及び向上のためにも，どうか対応下さるよう切望いたします。
先般，列挙した9冊の有害図書は，何れも一般の書籍点では成人コーナーにありますし，ただでさえ堅実であるべく，表現の自由よりも公序良俗を優先すべく，そして自治体の住民の品位及び名誉にもかかわる「公立」図書館において，有害図書（極左又は極右等の政治的思想における個性的図書ならともかく，暴力若しくは性描写又は犯罪行為における正当化，擁護，助長，讃美又は過激な描写若しくは違法性が明白なる猟奇・猥褻図書は，公立図書館に到底相応しくない。）が陳列され，まして，データーベース分類名及び実物格納場所が「一般」となっているなど，もはや言語道断であります。
表現の自由を大義名分に，出版社側が良いように販売等をしているばかりか，図書館職員側も図書内容のチェックの怠慢の口実として，「思想及び言論の自由」を大いに不正利用しているのです。
公立図書館はもとより，一般の書籍店の青少年が閲覧しやすい場所においても，有害図書が殲滅され，青少年の健全なる育成が達成され，青少年はもとより成人した大人たちも含め，猟奇的又は凶悪な犯罪行為が抑制され，治安の維持及び向上が実現されることを，願って止みません。

Subject: 知事への提言

Date: Sun, 15 Apr 2012 23:54:28 +0900

埼　　玉　　県　　知　　事　　殿
埼 玉 県 関 連 部 局 課 所 御 中

　「Ｓ町立図書館における有害図書の発見の通報並びに当該図書の除籍及び殲滅の要請について」（再要請）（追伸）

　標記の件について，さらに申し上げたいことがございます。

Ｓ町立図書館では，インターネットの当該図書館ウェブサイトにて，図書貸出等の予約及び図書のキーワード検索が可能となっております。
予約等に関しては，各自でログインIDを取得しなければ利用できませんが，図書の検索に関しては，ログインなしの状態でも可能でございます。
つまり，IDの取得が不要であります。
当該IDの取得は，個人情報管理の観点から中学生以上が対象になっておりますが，それがなくとも検索可能ともなれば，一般の未成年者又は年少者でもない，小学生等の児童ですら，Ｓ町立図書館ウェブサイトにより，インターネット上で図書の検索がかけられてしまいます。
さらに，Ｓ町立図書館において図書等（Ｓ町職員さんは「資料」と呼称）の貸与を受ける際，決して職員さんへ手渡しすることなく，貸出専用端末（人間ではなく機械）に当該図書等を通すだけで持出しが出来てしまいますし，返却はポストに投函するだけで済んでしまいます。
一般の書籍店等では，先般通報の図書をはじめ有害図書は成人コーナーにあり，価格も高価であり，未成年者並びに年少者及び児童は，当該コーナーの書架へ移動し，若しくは有害図書を手に取り，又は当該図書を店員さんの下へ会計に出すことは，大変困難であります。
また彼らは，経済的に独立しておらず，クレジットカードを取得できないので，インターネット決済ができず，結果としてネット上で有害図書を購入することは叶いません。
そもそも，ネット上の有害サイト諸々はフィルタリングにかけられ，彼らがアクセスすることも叶いません。
一方，Ｓ町立図書館ウェブサイトは，当然に有害サイトのフィルタリングの対象外であり，先述のとおりログインせずとも，児童であっても，ネット上で簡単に図書のキーワード検索を利用でき，当該結果をプリントアウトし，Ｓ町立図書館へご足労することで，書架から自由に有害図書を手に取り，貸出専用端末に通すだけで，借りられてしまいます。
児童が，興味本位で当該ウェブサイトにて，猥褻語句を以て図書等の検索をかければ，4月2日付通報の9冊は勿論のこと，数多に潜伏しているであろう他の有害図書，又は通報済みの図書よりも遙かに強烈・猥褻たる図書が，候補に上ることでしょう。
4月2日付通報にて申し上げたとおり，心身ともに未成熟で，現実と妄想の判別が明確でないばかりか，全般的に忍耐力も低い彼らが有害図書を読み，当該図書の「女性主人公の極超猥褻たる人物像」を頭に焼き付けられ，「『現実』における周囲の『遍く女性』に当該人物像を当てはめ」，「実のところ，女性と言うものは，こういう生き物なんだ。」と言う猛烈なる勘違いを与え，青少年のうちから，又は当該勘違いを長年にわたり蓄積した上で成人後に，凶悪犯罪に手を染めさせてしまう。
彼ら未成年者並びに年少者及び児童は，そんな絶大なる危機に晒されているのであります。
そうでなくとも，彼ら（特に児童）が有害図書を読んでしまえば，年齢に対して甚だ不相応なある種の行為へ過多に没頭され，医学的観点からも心身両面の健康及び成長に甚大なる悪影響を与え，さらに学習等にも集中できず，学業成績不振で中等教育機関又は高等教育機関への入学試験はもとより，在学中の試験でも失敗してしまい，学校生活を崩壊させてしまい，若しくは乗除算よりも加減算を先に行ったり，平均値を算出できない大卒社会人を量産してしまい，又は全般的に人格が歪曲・屈折した反社会的な人物を社会へ惰性的に送り込み，諸問題を発生させてしまうものと思料されます。
つまり，Ｓ町立図書館の現状が，如何に当該図書館利用対象者たるＳ町民及び周辺自治体住民の未成年者並びに年少者及び児童を，人格崩壊の危機に晒しているか，と言うことを伝えたかったのです。
子供たちの明るい未来はもとより，社会全般の秩序のためにも，どうかお取り計らい下さいますよう，重ね重ねお願いいたします。
青少年の健全なる育成並びに治安の維持及び向上のためにも，ご対応願います。

Ｓ　　町　長　殿

そもそも貴台は，一自治体の長，そして法令順守はもとより，倫理貫徹を法令にこそ義務付けられている公務員でいらっしゃいます。
貴台から，下記の回答をいただきましたが，何ら円満なる夫婦生活の維持又は健全なる生殖等の道徳的又は医学的観点に関連しない，専ら猟奇的・好色的・犯罪的な意味合いでの「障がい者差別及び偏見並びに障がい者への誤解の助長等」，「輪姦」，「強姦」，「暴力」，「性交」，「乱交」，「中絶」，「売春」，「不倫」，「暴力」などと言ったもののどこが「生涯学習」，「高度情報化」，「町民の多様化・高度化」，「学習」，「町民の自己実現」，「地域社会の教育の発展」，「文化の創造」などと関連付けられるのか？？？
とうとう，常軌を逸脱されてしまったのか。。。
常識の範囲内でのご回答を切望いたします。
そして，県内他図書館にも今回通報の有害図書があるから，Ｓ町立図書館が正しい，などと言う話しには到底なりません。
それでは，「信号を他の皆が無視しているから，私も無視している。私は間違ってなどいない。」と言っているのと同格であります。
明らかに間違っています。
そもそも，県内他図書館の件も，果して本当に調査なさったのか？？？
個人として，利用者として，社会通念上の道徳に勘案して，当然の不服申立てを行っている私に対して，今回問題にしている図書等に対する裁判所の判決と言う，乖離した上での甚だ筋違いな立証行為を指図する前に，むしろ貴台にこそ，当該図書保有の正当性を，法令非抵触のみならず社会通念上の倫理的妥当性を以て証明する，最高責任者としての，公務員としての説明義務があります。
ところで，これだけは聞いておきたいのですが，仮に未成年者又は年少者はもとより，小学生等の児童が，今回問題の図書を，無人端末のみを経由して貸与されても，無視されてしまうのでしょうか。
それが，自由と平等なのでしょうか。芸術なのでしょうか。
常識及び倫理への覚醒を切望されます。

Subject: 町長へのEメールについて（回答）

Date: Mon, 16 Apr 2012 16:11:48 +0900 (JST)

「町長へのＥメール」について（回答）

日頃から，町行政に対しまして，ご理解とご協力を賜り深く感謝申し上げます。
さて，このたびは，「町長へのＥメール」によりご意見をいただき，誠にありがとうございました。
つきましては，下記のとおり回答させていただきますので，ご理解の程よろしくお願いいたします。

Ｓ町長　　Ｆ谷　Ｍ雄

　（質問概要）

Ｓ町立図書館における有害図書の発見の通報並びに当該図書の除籍及び殲滅の要請について

　（回　　答）

Ｓ町立図書館収集方針の基本方針では，「生涯学習社会，高度情報化社会を迎え，町民の多様化・高度化した学習ニーズに応え，町民の自己実現並びに地域社会における教育の向上発展と文化の創造に寄与するため，図書館は，図書館法の理念に基づき，資料・情報を収集し提供する」ものとしております。
そこで，資料の選択及び収集におきましては，「図書館の自由に関する宣言」の精神に基づいて，自由，公平，公正な立場から以下の５点に留意して行っております。

1. 対立する意見のある問題については，それぞれの観点に立った資料を収集する。
2. 著者の思想的，宗教的，政治的な立場にとらわれることなく収集する。
3. 図書館職員の個人的な関心や好みに偏ることなく収集する。
4. 個人，組織，団体からの圧力や干渉に左右されることなく収集する。
5. 寄贈資料の受入れに当っても同様とする。を基本方針としております。

また，利用に際してもすべての図書館資料は，利用者の自由な利用に供されるのが原則ですが，収集の段階で，人権またはプライバシーを侵害するもの，わいせつ出版物として判決が確定したものなどについては，収集の対象としない資料としております。
このようなことから，ご指摘いただきました資料につきましては，県内公立図書館においても利用に供されており，当町にあっても現時点では，除籍する基準には当らないものとなっております。
今後も，資料収集・受入れに際し十分に注意を払っていくことはもちろんのこと，他の図書館とも情報収集しながら，引き続き蔵書の充実に努めてまいりたいと考えております。
ご理解，ご協力をいただき，今後とも，ご利用いただきますようお願い申し上げます。

Subject: 知事への提言

Date: Fri, 04 May 2012 14:29:56 +0900

埼　　玉　　県　　知　　事　　殿
埼 玉 県 関 連 部 局 課 所 御 中

　「Ｓ町立図書館における有害図書の発見の通報並びに当該図書の除籍及び殲滅の要請に対するＳ町長の回答についてⅡ」

下記のとおり，再びＳ町長から標記の件について，ご回答がありましたが，趣旨は相変わらずでした。
しかし当該趣旨は，私が今回通報の9件に際し，埼玉県条例の個別指定から洩れていることを根拠にされております。
私自身でも，個別指定及び包括指定の条件を再度勘案しても，やはり，包括指定の対象はあくまで図画又は映像若しくは音声に限定されていることが，今回の事態の要因と危惧されます。
つきましては，個別指定方式の撤廃及び包括指定の条件に文字情報をも加え，又は個別指定継続にあっては当該指定に際し，通報によって柔軟かつ迅速に新規指定追加等の措置を図れる態勢の整備拡充などの，埼玉県条例強化を切望いたします。
青少年の明るい未来の為に，お取り計らい下さいますよう，重ね重ねお願いいたします。

Subject: 町長へのEメールについて（回答）

Date: Fri, 27 Apr 2012 13:55:47 +0900 (JST)

「町長へのＥメール」について（回答）

日頃から，町行政に対しまして，ご理解とご協力を賜り深く感謝申し上げます。
さて，このたびは，「町長へのＥメール」によりご意見をいただき，誠にありがとうございました。
つきましては，下記のとおり回答させていただきますので，ご理解の程よろしくお願いいたします。

Ｓ町長　　Ｆ谷　Ｍ雄

（質問概要）

青少年の健全なる育成等の阻害，Ｓ町立図書館における有害図書の発見の通報並びに当該図書の除籍及び殲滅の要請について

Ｓ町立図書館でのインターネット予約及び館内図書検索における有害図書検索可能な状況について

（回　　答）

ご相談いただきましたＳ町図書館における有害図書に関してでございますが，埼玉県青少年健全育成条例に基づく有害図書として個別指定されているものの中には，高橋様がご通報の9件については該当しておりません。

当町においても，有害図書の指定については県条例に基づくものに準じておりますので，Ｓ町立図書館における資料・情報の収集・除籍について，ご通報の9件は収集の対象となり，現時点では除籍の基準にも当たらないものとなっております。

次に，Ｓ町立図書館の蔵書検索については，利用者の年齢を問わず検索が可能で，町ホームページからアクセスいただくか館内検索システムにて，目的とする資料の所蔵の有無を確認することができます。また，パスワード取得によって，ホームページから資料予約や貸出延長手続きなどが行えるよう利用者サービスの向上を図っているところでございます。なお，パスワード取得申請については，個人情報の保護から取得後ご自分で適正に管理していただくために，登録できる方を中学生以上としているところでございます。

ご提言にございますように，蔵書検索システム等は，どなたでも閲覧が可能なことから青少年の健全育成の観点に立ち，憂慮されることをありがたく存じます。しかしながら，Ｓ町立図書館では，町民の多様化・高度化した学習ニーズに応え，町民の自己実現並びに地域社会における教育の向上発展と文化の創造に寄与するため，図書館法の理念に基づいた資料・情報を収集し提供しており，埼玉県青少年健全育成条例に基づく有害図書として個別指定されるものについては，資料・情報として収集・提供しておりません。

Ｓ町立図書館では，いろいろな情報を載せた資料を収集，保存し，様々な利用に対応できるよう努めているところでございますが，今後も資料収集・受入れに際しましては，十分注意を払っていく所存でございます。

何卒ご理解，ご協力を賜りますようお願い申し上げます。