これは、私が十数年間にわたり、国、メディア、そして巨大な学校法人から黙殺され続けてきた実話です。
冗談でも妄想でもありません。もしこれが嘘偽りであるならば、私はいつでも実名と顔を公表され、法に裁かれる覚悟があります。それほどまでに、あの場所で起きたことは凄惨であり、今なお許されるべきではない「現在進行形」の事件なのです。
すべての始まり:冷水しか出ない美容学校と、素人教員たちの暴力
当時、私が足を踏み入れたのは、岡山県岡山市北区岩田町にあった「吉備国際短期大学(旧・順正短期大学)保健科美容デザイン専攻」でした。ここは、加計学園の加計孝太郎氏の姉である、加計美也子氏が運営する学校法人「順正学園」の傘下にありました。
プロの美容師を夢見て入学した私を待っていたのは、教育機関とは到底呼べない劣悪な環境でした。 シャンプーの実習をしようにも温水が出ず、冷水しか出ない。国家試験のために渡されたシザー(ハサミ)やロッド、クランプといった道具は、どれも使い物にならない粗悪品ばかり。
何より異常だったのは「教員」たちです。 入矢春樹、石山暢宏、入江久男といった開設時の教員たちは、過去に他校での教員経験すら一度もない、実技も筆記もまともに指導できない素人同然の連中でした。そんな人間を教育の場に選んだのが、トップの加計美也子氏です。
さらに、中途採用で入ってきた角田憲一という教員は輪をかけて最悪でした。女子生徒には熱心に指導するフリをしながら、男子生徒にはほぼ指導をしない。そればかりか、気に入らない生徒の後ろから急に首を強く絞めたり、足を蹴る、背中や腹を殴るといった暴力行為を日常的に働いていたのです。
教育ではなく、ただの虐待でした。そんな環境でまともな結果が出るはずもありません。 2009年の美容師国家試験。受験者29名のうち、合格者はたったの1名。合格率「3.4%」という、全国の美容学校でもあり得ない前代未聞の数字を叩き出したのです。
当然、岡山県内の美容業界には最悪な噂が広まりました。就職活動の際、面接で「順正の美容デザイン専攻です」と答えた瞬間に、履歴書を突き返され、面接を断られる。私たちの未来は、入学した時点で潰されていたのです。
最大の禁忌:出席簿のデータ改ざんと「私学助成金」への執着
しかし、学園側が何よりも恐れ、必死に隠蔽しようとしたのは別の「重大な不祥事」でした。
ある時、必須授業の単位が全く足りず、本来であれば卒業どころか受験資格すら無いはずの1年生の生徒が、なぜか美容師国家試験を受験し、合格してしまうという前代未聞の事態が起きました。 「このままでは国からの監査が入り、すべてが終わる」 そう察知した学園側は、監査が入る前に、組織ぐるみで出席簿のデータを改ざんしたのです。
現在、その改ざんされた出席簿のデータは証拠隠滅のためにすでに破棄されています。しかし、改ざんに関与した教員(角田憲一、姜知蓮)の証言や、当時の状況証拠は今も消えていません。
この事実が明るみに出れば、国からの私学助成金や補助金は完全にストップします。高梁市からの「高梁市特別奨学金制度」といった地方自治体からの支援も打ち切られ、学園の運営は破綻する。 それを防ぐため、学園側は卑劣な手段に出ました。
「順正学園に対して一切の民事訴訟、および集団訴訟を起こさない」
私たちは、立場と権力を利用され、そう書かれた誓約書に半ば強制的に署名させられました。しかも、後に責任をすべて生徒側に転嫁し、学園側が管理責任や賠償から逃れられるよう、誓約書の控えは頑なに渡されませんでした。
メディアも、政治も、誰も助けてくれなかった
私は、この闇を世に告発しようと、十数年間あらゆる場所に助けを求め続けました。
学園内部の人間、元学長の山部正、池本貞子、片山章郎らには何度も直訴しました。しかし、彼らの答えはいつも「過去のことだから」の一言。意図的に問題を無視し、時間を経過させて調査を困難にさせ、私の心を疲弊させて諦めさせる。それが彼らの手口でした。私の叫びは、組織の壁に殺されたのです。
外部の機関にも縋りました。日本のテレビ局、週刊誌へ何度も情報提供を繰り返しましたが、返信は一度もありません。
ある全国区の新聞社は、実際に動いてくれ、第三者の証言まで集めてくれました。しかし最後に「物質的な証拠が学園側によって消されてしまっているため、記事にできない。助けてあげられなくて申し訳ない」と泣き寝入りする形で謝罪され、終わりました。
ジャーナリストの三宅勝久氏にも連絡を取り、一時は「学園側に説明を求めるために直接会って話そう」という約束まで漕ぎ着けました。しかし、その後数ヶ月間「多忙」を理由に連絡を忘れられ、放置されました。抗議のメールを送っても、以前の電話と話が変わっており、完全にやる気を失っている様子だったため、やり取りを諦めました。
国会議員、党本部、文部科学省、厚生労働省……公職者や公的機関へ送ったメールや問い合わせも、ただの一度すら返信が返ってくることはありませんでした。
巨大な権力と、加計学園という名前の前に、誰もが目を背けたのです。
これは過去の話ではない
結局、保健科美容デザイン専攻は10年も経たずに、まともな成果も理由も公表されないまま閉鎖されました。
しかし、これは終わった過去の話ではありません。 不祥事を起こし、隠蔽工作を働き、一時期は暴力まで振るって生徒たちの人生を台無しにした人間たちは、十数年が経過した現在に至るまで、被害者にただの一度も謝罪も贖罪もしていません。まともな話し合いの場すら持たず、説明責任から逃げ続けています。
その一方で、不祥事が明るみに出ていないのをいいことに、順正学園には過去十数年間、そして「現在」も、国からの税制優遇や莫大な公的資金、補助金が交付され続けています。何事もなかったかのように、のうのうと学園を運営しているのです。
私たちの人生を奪った組織が、私たちの血税で今も栄えている。この理不尽を、どうしても許すことができません。
もし、順正学園が「事実無根だ」と主張するならば、過去の情報をすべてオープンにしてみなさい。莫大な公的資金を受け取っている学校法人が、情報を隠蔽すること自体が異常です。 学園が口を割らなくとも、当時を知る岡山県の美容生活衛生同業組合の関係者や、近隣の美容専門学校に調査が入れば、何があったかはすぐに明らかになります。