#狩猟
#環境保全
#射撃
#猟銃
#散弾銃（ショットガン）

・今回のお話

　今回のテーマは、銃砲に係ることであり、簡易音声認識及び簡易ＡＩによる誤診を忌避すべく、音声にエコーがかかっておりますので、予めご了承願います。
　近年、野生鳥獣が人里におりて、住民が危険にさらされたり、農作物を荒らされるなどの事件をよく耳にします。さらに、これらの鳥獣に対抗すべくハンターの高齢化及び減少についても、危惧されております。
　一方で、所持許可の有無を問わず、一般の方々による銃砲関係の各種事件が発生しており、銃砲所持自体に世論からの負の印象が強まっているのも事実であります。しかし、銃による犯罪などごく一部の所持者によるものであり、多くの所持者たちはむしろ厳しい条件を充足したしっかりとしたお方たちなのです。
　世間のよろしくない誤解を解き、ハンター不足を解消し、有害鳥獣及び外来種を駆除し、生態系及び環境の保全並びに住民の安全の確保をすべく、皆様もハンターになってみてはいかがでしょうか。卓越した知性や技術は必要とされません。むしろ自動車の運転免許取得の方がお金も時間もかかり、学科及び実技のいずれも試験が結構難しいものです。
　事前学習と猟友会主催の事前(慈善)講習会の受講を怠らなければ、ほぼ学科も実技も試験は勝ちイベントに化けます。ここでは、散弾銃を利用することを想定し、「第一種銃猟狩猟免許」と銃砲所持許可（猟銃＝装薬銃）の二つの取得について簡単に述べたいと思います。
　先ず、狩猟免許と銃砲所持許可は別物で、両方とも取得せねばなりません。
　狩猟免許の所轄官庁が県庁なのに対し、銃砲所持許可は県警であります。
　また、最終的に費用が双方合計で203,800円程度、期間が３箇月乃至４箇月程度かかります。
　散弾銃には大別して３種類あり、横に銃身及び薬室（シャンバー）が２連装された「水平二連銃」、縦に２連装された「上下二連銃」、銃身及び薬室が単一でガス圧を使ったセミオートの「単身自動式」があります。水平二連銃は、比較的軽くて取り回しが良く、狩猟用とされております。一方、上下二連銃は、比較的重くて頑丈なため、射撃用とされています。何れも撃発寸前の薬室２系統のみの装填のため、２連発です。単身自動式は、先述両者の間であり、汎用性が高く、さらに薬室に加え、弾倉（マガジン）に２発装填可能であり、３連発が可能であります。
　散弾銃の重さは３kg程度、長さは1.2ｍ程度であり、華奢なお方又は体格乏しきお方には、射撃姿勢をとるだけでもしんどいですが、じきになれます。筆者も、初めて猟銃を扱う実技教習及び実技試験の際、射撃姿勢をとるのが精いっぱいで、翌日全身が筋肉痛に…。しかし、体重40kg無き公安職欠格条項該当者である筆者でさえ充分に受かるのですから、皆さまにあっては、差し支え無きことと思料されます。
　運動音痴の非力な筆者ですら、９枚も？ヒットしたのですから、たかが２枚ごとき貴殿であれば、きっと余裕にヒットなさいますから、どうかご安心くださいませ。
　また、銃砲所持許可を申請すると、身辺調査が相当程度厳格に入りまくり、近所や職場に警察官が聞き取りに来るとか、インターネットのアクセス履歴、電話回線の傍受などがされる、などと巷の噂で謳われていますが、所詮は単なる都市伝説程度。そのようなことは、一切ありませんでした。実態は、単なる書類上の形式的な審査だけです。警察同士の連携及び検察庁等への外部照会により、過去の犯歴を見ているだけであります。
　それと、巷でよく言われるのが、所持許可申請の際に、自宅のガンロッカー及び装弾ロッカーの装備具合の立ち入り調査及び写真撮影並びに家族も含めたヒアリングもされるとも謳われておりますが、そのようなことも一切なく、飽くまで念のため、そして色々と良くしてくれた銃砲店様への前金がてら、暫く出番無きロッカー及びその他の雑貨諸々の購入を前倒ししているだけであるのが、実情です。
　そして、狩猟免許と銃砲所持許可の手続きを同時並行されることをお勧めいたします。

　下記の通り、動画にまとめましたので、ごらんくださいませ。