傍田 賢治（そばた けんじ）は、元NHK報道局政治部、国際部記者。沖縄放送局長、福岡放送局長、NHKグローバルメディアサービス代表取締役社長を歴任。2024年4月NHK理事（国際放送担当）に就任したが、ラジオ国際放送の生放送中に中国籍の外部スタッフが尖閣諸島について「中国の領土」などと発言した問題により同年9月10日に引責辞任した。

富山県井波町（現・南砺市）出身。富山県立高岡高校、早稲田大学政治経済学部を卒業後、NHK入局。政治部での内政・外交取材を経て、特派員としてワシントン、モスクワ、ニューヨークに計11年間駐在。2008年6月よりNHKモスクワ支局長、2015年6月よりアメリカ総局長を歴任。アメリカ同時多発テロ事件や露大統領の北方領土訪問などを取材した。

いずれもキャスター。

• おはよう世界（2002.4 - 2006.6.3）
• ワールドWaveトゥナイト（2012.4 - 2013.3）
• 2012衆院選「討論 日本の選択 世界はこう見る」（2012.12.16）
• 海外ネットワーク　　(2013.4-2015.3)

　NHKのラジオ国際放送などの中国語ニュースで、中国籍の外部スタッフ男性が沖縄県・尖閣諸島について「中国の領土」などと発言した問題で、2024年9月10日にNHK理事を引責辞任したが、NHKメディア総局のエグゼクティブ・プロデューサーとして再雇用されていたことが25日、複数の関係者への取材で判明したと毎日新聞が報道。辞任から約1週間後に、契約職員として復帰したという。局内などから「辞任後わずか1週間での再雇用で、『偽装辞任』だ」との批判の声が上がっている^[1]。