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文春オンライン 「3億じゃたんねんだよ!」経営者を殺めた全身タトゥーの今泉容疑者(32)が“ただの茨城のヤンキー”から凶悪な回収屋になった理由《スタンガン、チェンソー、ガスバーナーで恐怖

(@名無し)
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出典:「3億じゃたんねんだよ!」経営者を殺めた全身タトゥーの今泉容疑者(32)が“ただの茨城のヤンキー”から凶悪な回収屋になった理由《スタンガン、チェンソー、ガスバーナーで恐怖の“追い込み”》――2023年3月BEST5 (msn.com)

 

2023年3月、文春オンラインで反響の大きかった記事ベスト5を発表します。第5位はこちら!(初公開日 2023年3月15日)。

*  *  *

「死んで生命保険で払うか、今払うか決めろ」

 昨年6月2日、広島県海田町で竹内義博さん(71)を監禁し、16時間に及ぶ暴行を加え死亡させたとして、監禁罪、死体遺棄罪、強盗致死罪の疑いで逮捕・起訴された今泉俊太容疑者(32)。冒頭のように恫喝しただけでは済まず、一線を越えてしまったわけだが、詐欺被害者の味方として代わりにお金を取り返していた“回収屋”は、なぜ人を殺めるほどの凶悪犯になってしまったのか――。(#3/ 前回を読む )

◆◆◆

 今泉容疑者と地元が同じで交流のあった30代の知人男性Aさんは、かつての今泉容疑者について「ただの茨城のヤンキーでしたよ」と話す。

 
今泉容疑者

今泉容疑者© 文春オンライン

「友人を介して知り合ったのですが、愛想のいいやつでした。バイクや車で暴走行為を繰り返しているどこにでもいるヤンキー。10代の頃から配管工とか運送業で働いていて、デリヘルやキャバクラのキャッチとかボーイもやっていましたね。知り合いは多く、上下関係もしっかりしていました」

 

闇バイトに手を染めて“運び”を始める

 そんななか、2016年頃から筋の悪い先輩と付き合い始めだすと、次第に今泉容疑者の素行が変わっていったという。

「とにかく先輩にはヘコヘコしていて、強い人に付いて回る金魚のフンでしたね。仕事の紹介料で稼ぎ出してから、あいつの周りには“いかにも”みたいな連中が増えて、闇バイトに手を染めて“運び”をやり始めたそうです。頼まれたらなんでもやるバカだったので、先輩に勧められたんでしょう」(Aさん)

 今泉容疑者は「金回りが良い」と嘯いては闇バイトを続け、元々の“見栄っ張り性分”に拍車がかかったという。Aさんが続ける。

 

「明らかに身につけるものが高価になっていきました。ロレックスを着けてベンツに乗る姿をSNSにアップして、『すげー!』とか褒められると、『見た目だけです(笑)』と謙遜していました。次第に刺青も増えていって、2016年には身体中、墨で埋まっていったんです。『黒いですね』と女性から突っ込まれると、『腹は真っ白です!』とおどけてましたよ」

 そして2017年頃、今泉容疑者が茨城から姿を消す。SNSでは相変わらずブランド品を身につけ、何度も東京や海外に出向いている様子がアップされていたが、どこで何をしているのか長らく足取りがつかめなかったという。その後、今泉は2019年に“回収屋”として茨城に戻ってきた。

「何をしていたんだと問い質すと『実は……』と話し始めて、東海地方で詐欺師からお金を取り返していたって言うんです。わけがわからず、どうせ危ない仕事なんだろうと思ったので深くは聞きませんでしたが、ガタイのいい男性と言い争っている8分間の動画を見せてきました。ただ当時は、昔の今泉からは想像できない荒い口調だったものの、言い争うだけで、何も人殺しをするような感じには見えませんでした」(Aさん)

 

スタンガン、チェンソー、ガスバーナーを使って恐怖の“追い込み”

 動画内での男性は「撮るのやめて」「(返すのは)無理だよ」と平然としており、今泉容疑者に対して恐れている様子は感じられなかったという。今泉容疑者の見た目はガリガリで弱そうなイメージがあったといい、いくら口調が強くても威圧感を与えることはできなかったようだ。

 しかし、次第にエスカレートしていったのだろう。取材班が入手した動画には、凶悪な今泉容疑者が映し出されていた。ブルーシートの上で手錠をつけられ血だらけになっている男性に黒ずきんを被せて、耳元でスタンガンの音を鳴らしながら、「早く用意しろよ、オラ!」と怒号を飛ばしたり、小さな部屋で逃げ惑う男性にチェンソーのエンジンを吹かしながら振り回している姿が確認できる。

 さらには、男性の両手両足をガムテープで拘束し、顔面にガスバーナーを当てる今泉容疑者と響き渡る悲鳴が記録された場面もある。

 

「3億じゃたんねんだよ、このヤロウ」

 そんな今泉容疑者は、SNS上で回収屋を名乗るアカウントが複数あるなかで、「玩具屋」という名前を使用していた。それ以外にも「一等兵」と名乗るアカウントに姿を現している。

「一等兵」の自己紹介文には《東海地方の詐欺案件。DMまで》と書かれ、「結局3億で命乞いか。日本一電圧の強いスタンガンを用意したんだ。多少は歯ごたえくれよ。あと2億用意したら返してやるから泣くのはやめてくれ。(原文ママ)」といった文言と共に「3億じゃたんねんだよ、このヤロウ」とスタンガンで脅す動画が投稿されている(削除済み)。

 今泉容疑者の豹変ぶりをAさんが振り返る。

「2021年にも今泉が茨城に顔を出しに来たことがありました。そのとき、今泉が話していたのは、東京で詐欺師からお金を取り返そうとして、別の回収屋とバッティングしたことがあったそうです。その回収屋は、今泉が取りきれなかった相手に対し、行き過ぎた暴力や脅迫で見事回収したそうなんです。今泉は『そこから着想を受けて、視野が広がった』と語り、自らも狂暴化していきました」

 今泉容疑者はこの回収屋のことを先輩と呼んでいたが、Aさんは「憧れの先輩に従って、ついには人を殺してしまってはどうしようもないですよね」と肩を落とした。

 一方、東京での今泉容疑者の振る舞いはどうだったのか。サウナで度々顔を合わせる間柄だったという男性はこう語る。

「いつも4~5人で来てて、その中で一番寡黙な印象でした。10分くらいで『ちょっともう……』といって最初に出て行くのが彼でしたね。他の人とは平等といった感じではなく、『アレ取って来て』とか、『あいつにやらせとけばいいんだよ』と言われていて、使いっパシリのようでした」

 そんな今泉容疑者は、昨年5月30日にお金を回収した男性に「明日広島なんだよね」と発言している。そしてその3日後、“遺体なき強盗致死事件”が起きてしまったのだ。憧れの先輩像を追求し続けた結果が、凶悪な回収屋を生んでしまったのだろうか。

(「文春オンライン」特集班/Webオリジナル(特集班))

出典:「3億じゃたんねんだよ!」経営者を殺めた全身タトゥーの今泉容疑者(32)が“ただの茨城のヤンキー”から凶悪な回収屋になった理由《スタンガン、チェンソー、ガスバーナーで恐怖の“追い込み”》――2023年3月BEST5 (msn.com)

 

 
投稿済 : 2023年4月20日 11:55
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