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・今回のお話

　現代特有の問題として、ＳＮＳ等が一般層に浸透したことで、誰もが自由に手軽にインターネット上の動画投稿サイト、ウェブサイト、掲示板等にて、ご自身の意思により遠慮なく言論を展開し、表現の自由を満喫できるようになった一方で、暇を持て余し、若しくは資力・人脈に優越する会社経営者、政治家、芸能人その他の著名人又は自己の利益若しくは安全を度外視し、借金をし、若しくは自己破産等の損害を被り、人生を捨てでも自爆テロを辞さぬ過激な活動家気質の暗黒道を歩まれるお方若しくはメンヘラ気質のやばい方たちが、彼らと比較して暇、労力、資力又は人脈に余地が無い一般人を相手に、甚だ筋違いなトンデモ案件たる名誉毀損等の損害賠償請求の民事訴訟を起こす事態が多発するようになりました。
　そのような訴訟を受けても、どうぞ冷静に、いえ、むしろ笑止千万と言わんばかりに余裕をかまして当該訴訟自体をギャグの延長線上と思ってくださって結構です。スラップ訴訟はもはや、泡沫候補の泡沫候補による泡沫候補のための東京都知事選挙への立候補、トンデモ案件も甚だしい選挙ポスター、演説及び政見放送の場加騒ぎの如く司法のエンターテインメントなのです。
　総じて当該訴訟は筋違いで、主訴が破綻しているトンデモ案件で、まともに対応するのもばかばかしい一方で、訴額が比較的大きいゆえに、また、通知文発出者が裁判所ゆえに、無視するにも無視できない、そして内容が不穏ゆえに、訴訟経験無き一般人にとっては甚だ恐ろしい牽制行為の典型で、世に言う「スラップ訴訟」そのものです。
　スラップ訴訟の特徴は、そもそも原告の目的が、金銭取得や勝利の栄冠などどうでもよく、自己の損害すら度外視した、悪しき自己犠牲の嫌がらせ至上主義であることです。当の原告自身が、負けイベントであること及びその顛末並びにその損害を百も承知の上での嫌がらせ最優先の悪戯裁判なのです。つまり、嫌がらせ屋に大金を払ってでも復讐をしたがる人と同じ思考回路を搭載しているのです。

　以下の通り，本件を動画にいたしましたので，ご覧下さいませ。