医療問題

平畑徹幸のUDXヒラハタクリニックの評判とは裏腹に遺伝子治療してもガンは悪化し死んだ

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糾弾でも告発でもなく、ある一人が経験した事実

勘違いしてほしくないのですが、これから述べることは、決してUDXヒラハタクリニックの医学博士である平畑徹幸氏が疑わしいだとか、不正を告発するだとか、そういう類ではないということです。

憎いか憎くないかと問われれば、正直いって憎いです。悔しいです。だからこそ、私と同じような悔しい思いをする方が、一人でも減って欲しいと願い、今回、こうして記事にしてもらいました。

もし、ガンで苦しんでいる人、ガンで苦しんでいる人が身の回りにいる人で、UDXヒラハタクリニックの平畑徹幸による遺伝子治療を検討している人がいるのであれば、ぜひ、この記事に目を通していただきたい。

私が記事を書く決心をした理由は「紛らわしい広告」

タクシーにのった時に、前座席の後ろのポケットに、広告が入っていた。なんとなく手に取った。そこには次のように書かれていた。

「がんが怖い時代はもう終わりました。」「がんは遺伝子治療で改善します。」

UDXヒラハタクリニックの評判とは裏腹にガン細胞が増え死んだ 1

こうした言葉は、ガンで苦しんでいる人、あるいはガンで苦しんでいる人が身の回りにいる人には目を引く言葉ですね。

で、そこには、忘れることのできない人の顔写真が載っていたのです。それが、UDXヒラハタクリニックの平畑徹幸氏だ。

その冊子の中を見ると、「(ガンが)ステージIVにも有効です」と大きい字で書いてある。「決してあきらめないでください」とも書いてある。

これを見れば、もしかしたら、UDXヒラハタクリニックにいけば、ガンが治るんじゃないか?と思ってしまう人がほとんどではないでしょうか。

何を隠そう、昔、ガンで苦しんでいる知人がいた私もその一人でした。

ガンを治しますとは言わないけどガンを消しましょうと言った

印刷物や、面談ではガンを治すとは言わないものの、非公式な場ではガンを治せるようなことを言っていて、それを聞いた周りの人が、「平畑先生ならガンを治せる」と真顔で吹聴していました。間接的に「平畑先生ならガンを治すことができる」と聞いた私は、当時、知人でガンを宣告され、困っている人がいた私は、命を救いたい一心でその人に、UDXヒラハタクリニックを紹介したのです。

かなりのステージが進んでいたその知人は、平畑先生と面談をした時に、ガンを治せるというようなことは言わなかったけども、「遺伝子治療であれば、ガンを消すことができる。ガンを消しましょう!」と言われたといいます。

もちろんこれは、平畑先生が、薬事法などを意識した物言いだったのでしょう。その当時、知人はがんセンターに入院していました。がんセンターは基本的には、ガンに対して積極的な治療をせず、抗癌剤を処方するのみです。

というのも、そもそも、がんの治療は、未だかつて確立しておらず、医学的に認められた有効な治療はないからです。だから、誰も「ガンを治します!」なんて言うことはできませんし、そもそも、そんなことを言えば、薬事法違反や誇大広告といった犯罪に抵触してしまいます。

だれもが「ガンを治します」と口にしない中で、平畑徹幸氏は真顔で「ガンを消しましょう」と言ってくれました。なんでも遺伝子治療はアメリカの最新の医療で、入院しなくても大丈夫だし、抗癌剤と併用できるし、なにより、ガンを消すことができるというのですから。

UDXヒラハタクリニックの評判とは裏腹に遺伝子治療でガンは悪化し死んだ 3

何が起きても文句を言わせない契約書を書かされ前金800万円

先生が「ガンを消しましょう!」と言ってくれたのだから、先生の言うとおりのことをすれば、がんが消える=ガンが治る と思うのは当然でしょう。知人は助かりたい一心で、UDXヒラハタクリニックでのがん治療を申し込んだのです。

すると、まず、契約書を書かされます。それは、後に何が起きても責任は一切取りません、責任は申込者にあるという内容だったといいます。そうした契約書は、今、どこの病院でも不慮の医療事故からのトラブルを避けるために、別に珍しいことではないですが、あまり気持ちのいいものではないですね。

以下はその時の同意書ではありませんが、今現在、使われている再生医療のための同意書のようで、平畑徹幸と検索したら出てきたものです。

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そして、嫌な気分になったもう一つの理由があります。それは、前金を800万円支払えというものでした。

遺伝子治療を行うのに、それだけのお金が実際にかかるのかもしれませんし、それが高いのか安いのかはわかりません。しかし、それで命が助かるのであれば、お金に変えることのできない価値であります。

すでに、平畑徹幸氏から、「ガンを消しましょう」と、言われていた知人は、「800万円払えば命が助かる」という心理状態になっていたのだと思います。

気味の悪い契約書にサインし、800万円を払った知人は、UDXヒラハタクリニックでガンを治すために、遺伝子治療を始めたのでした。

UDXヒラハタクリニックの評判とは裏腹に遺伝子治療でガンは悪化し死んだ 1

二回目の治療では600万円払ったがガンが増えた!そして死んだ

この遺伝子治療が今、どのようなプロセスで行われているのかわかりませんが、知人の場合は、三回の治療が必要だと言われました。

一度目は800万円、前金で支払わされました。そして一回目の治療を受けましたが、特にガン細胞が消える、減るということもありませんでした。そうなると、二回目の治療が必要になるということで、二回目の治療は600万円でした。説明では二回目で良くなって、三回目が必要なくなる人もいるとのことでした。

二回も遺伝子治療を行えば、がん細胞が激減することは難しいかもしれないけど、少しくらいはがん細胞が減るだろうと、大変な期待をしていました。二回目の治療を受けた後、ガンが治るかもしれないと、嬉しそうにしていた知人の顔を今でも忘れることができません。

そして、しばらくしてがんセンターでがん検診を受けた所、がん細胞が消えるどころか、逆に増えていたという検査結果が出たのです。

即座に平畑徹幸氏に連絡を取り、説明を求めに行きました。

「ガンが思ったより強かった」だのなんだのと、いろいろと言い訳をしていたそうですが、知人はそれまでガンが治るかもしれないという喜びから一転、逆にガンが増えていたという結果に、ただただショックで、ただただ呆然としていました。

三回目の治療も必要だと言われましたが、知人はその時の平畑徹幸氏の説明に、ただただ納得できず、不信感も募り、三回目の治療はしませんでした。

そして、数カ月後、知人は死にました。

UDXヒラハタクリニックの評判とは裏腹に遺伝子治療でガンは悪化し死んだ 2

小冊子に踊る威勢のいい言葉に惑わされないで冷静な判断を

UDXヒラハタクリニックの小冊子を見ると、ひどいガンでも治ってしまうかのような印象を受けます。実際に小冊子には次のような言葉が書かれています。

  • ステージIVにも有効
  • 効率よくがん細胞を減らすことができる
  • 通常のがん治療のようにいずれ効かなくなることはありません
  • 繰り返し投与することで十分な効果が期待できます
  • 抗癌剤、放射線治療が無効でも大丈夫
  • 決してあきらめないでください
  • ガンは遺伝子治療で改善します

しかし、遺伝子治療は、医学的にはその有用性はほとんど認められていないのが現状です。まれに、治る人もいるかもしれませんが、殆どの場合、治りません。

実際に、UDXヒラハタクリニックで遺伝子治療を受けた私の知人は一千万円以上かけても、ガンが治るどころが、逆にガンが悪化し、そして死んでしまいました。

ぜひこうした事実を知った上で、冷静な判断をしてください。

平畑徹幸(ひらはた てつゆき)

医師、医学博士。医療法人社団創友会 理事長、がん遺伝子診断・治療研究所 所長、A4M「米国抗加齢学会」認定医。1974年、東邦大学医学部卒業。米国留学(米国ノースカロライナ州イーストカロライナ大学 医学部血液腫瘍科 リサーチフェロー)を経て、渋谷にヒラハタクリニックを開業。2008年には最先端がん遺伝子診断および治療の専門医療を目指して、 秋葉原でUDXヒラハタクリニック、研究所を設立。

UDXヒラハタクリニック

住所
〒101-0021 東京都千代田区外神田4-14-1 秋葉原UDXビル6F
Tel:03-3258-8080 / FAX:03-3258-8088

UDXヒラハタクリニックのホームページ

国際新聞編集部

ただただ謙虚な姿勢でありのままのことをありのままに伝えることこそ、 ジャーナリズムの本来のあるべき姿。 それを自覚はしているものの、記者も血の通った人間。 時にはやり場のない怒りに震えながら、 時には冷酷な現実に涙しながら、取材をし、 全ての記事に我々の命を吹き込んだ新聞を作っています。

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One Comment

  1. こいつのことを小山昇っていう経営コンサルタントが自分の本で宣伝してて、コンサルタント会員の社長連中にも勧めてると書いてましたよ。何でも3000万使ってガン遺伝子が無くなったとかw

    小山昇自身も詐欺師なので糾弾してほしいっすw

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