超一等地の虎ノ門産業ビル争奪戦?反社事件屋入り乱れコンプライアンス危機!
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今、虎ノ門駅の直上という超一等地に立つビル、虎ノ門産業ビルからテナントの退去が相次いでいると言う。 築年数が古いこともあるが、ここ最近、ビルを管理する㈱虎ノ門産業ビルに不穏な動きが相次ぎ、コンプライアンス問題が表面化してきていることもその一因になっているようである。 そのコンプライアンス問題の発端となったのは、㈱琉球キャピタルマネジメントの残金不払い事件だ。
■㈱琉球キャピタルマネジメントの不払い騒動
虎ノ門産業ビルを手に入れようと企んだ ㈱琉球キャピタルマネジメントの新井裕之は、虎ノ門産業ビルの所有者のうちの一人である上田一夫に近づき、熱心な接待によって、上田一夫の所有権分に対して売買契約を結ぶことに成功する。
それをもとに所有権移転の仮登記を行ったものの、一向に残金を支払わなかったために、上田一夫に登記を戻す訴えを起こさた。
新井裕之は裁判で負けそうなため、自分の所有権を資金を引っ張ってきた債権者となる銀座のママの会社といわれている、中野操氏が代表取締役をつとめる㈱Mに移した。
この事件は瞬く間に、東京の事件屋、ブローカー、暴力団関係者に知れ渡ることとなり、この事件をきっかけに、問題が泥沼化していく。
手始めに、柳の下の泥鰌をすくえとばかりに松澤、石川、山盛という事件屋が次々と入り込んできた。しかしながら後に続くお金がないため、解決への進展はなく、問題はどんどん大きくなる一方だった。
■根抵当設定で消えた一億円はどこに?
そこに登場したのが、某反社団体と強いつながりがあると噂されている磯嘉信だ。磯嘉信は自らの名前を使った㈱信嘉という会社の会長として活動している。ちなみにこの会社の代表取締役は山城大季氏である。
磯は上田一夫に近づくと、虎ノ門産業ビルを俺が売ってやるとばかりに専任をとって、数百万円の見せ金で上田一夫を安心させ、本当は貸金がないのに5億円の根抵当設定の仮登記をするという違法スレスレの荒業をやってのける。
その後、小橋祐一氏が代表取締役をつとめる㈱SYコーポレーションから一億円を融資することに成功した。小橋祐一氏、直接関係はないものの、東証プライム市場上場企業である三栄建築設計のアライアンスパートナーである株式会社三建アセットマネジメントの代表も務めている。
しかしこの一億円は上田一夫名義で融資したにも関わらず、上田一夫本人に渡らずに、行方不明だと言う。
まさか磯嘉信は、一億円をネコババするために抵当仮登記をしたとは思えないが、しかし、磯嘉信氏の手に渡った後の行方が明らかになっていない。
■株主総会なく突然取締役に就任した荒木襄治と稲田明洋
上田一夫名義で融資した一億円が、磯嘉信に渡った後に行方不明になったために、磯嘉信に強い不信感を抱くようになり、そのタイミングで、それまで虎ノ門産業ビルになんの縁もゆかりもなかったはずの荒木襄治氏と稲田明洋氏が、突如、役員に就任した形で虎ノ門産業ビルに乗り込んできた。
荒木襄治氏は過去にも法律スレスレの強引な地上げで様々なトラブルを引き起こしてきていて、反社会勢力との関係も取り沙汰されている。1.5億円脱税容疑で告発=都内の不動産売買会社株式会社MATRIX(代表者:荒木襄治)―東京国税局
一方、稲田明洋氏は指定暴力団・六代目山口組の三次団体である美尾組の構成員だった。また、2000年には美尾組組長とともに恐喝事件で逮捕もされている。
この二人が会社に乗り込んできた当時の様子を知る人は次のように言う。「朝9時に突然、荒木襄治氏と稲田明洋氏と、他四名ほどで会社に乗り込んできて、役員の一人だった菊間靖郎氏に会社から出ていくように迫った」といいます。
■違法登記に手を貸したのは誰だ!
実はこのとき、なぜか荒木襄治氏と稲田明洋氏はすでに書類上では役員に登記されていて、菊間靖郎氏と平野明美氏は役員から外されていた。しかしながら役員解任・就任に必要となる株主総会は一切開かれていない。つまり違法な登記が行われていたわけだ。
荒木襄治氏と稲田明洋氏が会社に乗り込んでくるまで、法人印を管理していたのは菊間靖郎である。そしてその法人印がなければ、荒木襄治氏と稲田明洋が登記されることはないはずだ。菊間靖郎が保管していた法人印を用いずになぜ荒木襄治氏と稲田明洋氏は役員に就任し登記までできたのか!
秘密裏に行われたこの違法行為でどのようなことがあったのか、いろいろな可能性は考えられるものの、憶測をズラズラ書いたところで、かえって弊社の記事の信用を落としてしまうだけなので、あえてここでは書かないが、確実に言えることは、菊間靖郎氏と平野明美氏が追い出され、荒木襄治氏と稲田明洋氏が役員に違法な形で就任したことを、会社の代表者である上田浩司、補佐人であった上田一夫は、なぜか問題としていない。
そこにこの前代未聞の違法登記犯罪を解明する糸口がある!
■反社の手に落ちたか虎ノ門産業ビル!
このように、すでに事件屋やら反社会勢力と思しき人物が入り込んでいる虎ノ門産業ビル。言うなれば、反社によって不正取得されつつあるのが、虎ノ門産業ビルの現状だ。
となれば、まず、不正取得された経緯を整理し、反社関係者を排除しないことには、未来永劫、コンプライアンス問題がつきまとう。
これでは大手上場企業はもちろんのこと、法令遵守するコンプライアンス遵守企業は虎ノ門産業ビルを買うことはもちろん、関与もできなくなる。
長い間、歴史のある虎ノ門産業ビルが、事件屋の巣になってしまっては、亡くなったご両親も草葉の陰で泣いているであろう。
いずれにせよ、どんな形の売買になろうとも、反社会勢力にお金が流れることがないよう、愛宕署の二課には頑張ってもらいたい。
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