ガルエージェンシーが呆れた他業者叩き!ネットの自作自演との情報操作の限界
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「こういう探偵社は危ない」「探偵に騙された!」と不安を煽るガルエージェンシー
弊社が前回報道した日本最大の探偵社(グループ)である「ガルエージェンシー」の疑惑報道に関して、たいへん大きな反響があった。
先日も、寄せられた情報を元に改めて、ガルエージェンシーを調査取材していたところ、ガルエージェンシーのウェブサイトに新しいページが追加されているのを発見した。
題して「こんな探偵事務所にはご注意!」だ。
その説明には、「「調査員がいない」 「事務所が無い」 「費用の水増し、ぼったくり」 このような被害が続出しています。」とある。弊社も仕事の関係上、いろいろな調査会社、探偵社と関係があるし、また利用者の話も耳にする。
しかし、未だかつて「調査員がいない」「事務所がない」というトラブルにあったという話は聞かない。ガルエージェンシーが言うには、そうした被害が続出しているというので、ただ単に弊社が知らないだけなのだろうか?
もしそうした被害が本当に続出しているのであれば、注意喚起として正しい情報であろう。しかし、読み進めていくうちに、看過できない文言を発見した。
「こんな探偵にご用心」というなかで、一番目に挙げているのが「自作自演サイトを運営している探偵事務所」であったことだ。
そもそもインターネット上で数々の自作自演をしてきたのは、ガルエージェンシーではなかったのか?そんな疑問を抱きつつも、ページを読み進めた。
悪質な探偵事務所の自作自演を非難
ガルエージェンシーが非難している自作自演の口コミサイトは、確かに首をかしげざるを得ない内容だ。
というのも、運営者情報に記載されている住所が、日立製作所の中央研究所であるからだ。まさか日立製作所の中央研究所が、探偵社の比較の口コミウェブサイトを運営しているとは考えにくい。
また、そのウェブサイトにバナー広告や口コミサイト専用フリーダイヤルまで用意しているなどの理由で、不自然だとしているが、しかしだからといって、そのウェブサイトがある探偵社が運営している自作自演サイトであると断定するのは早計であり、そのことは、ガルエージェンシーも認めている。
しかし、そもそもガルエージェンシーが今まで自作自演の口コミで情報操作してきたのではないのか?
探偵社を利用した人がクチコミを投稿するかと非難するものの
ガルエージェンシー曰く
「探偵というサービスは、利用すること自体がマイナスなイメージを与えることから一般的に口コミが生まれにくいサービスだと考えられます。」
もしあなたが探偵を利用したとして、口コミを投稿するでしょうか?
騙されて酷い目にあった、というクレームなら理解できますが、「お勧めです」
と絶賛し、自分でホームページまで作って宣伝する、ということは無いと思います。
とのことであるが、これは確かに非常にうなずける。そんなひどい探偵社はどこなんだ!と、インターネットを検索すると、あなたは次の瞬間、へそでお茶を沸かすことになります。
臍で茶を沸かす
【読み】 | へそでちゃをわかす |
【意味】 | 臍で茶を沸かすとは、おかしくてしょうがないこと。また、ばかばかしくて仕方がないことのたとえ。 |
なぜなら、インターネット上に左に揚げたように、ガルエージェンシーを絶賛し、ガルエージェンシーに誘導するホームページが存在するからです。
今まで「ガルエージェンシーはオススメです!」という口コミで自作自演をしてきたのはガルエージェンシーではなかったのでしょうか?
しかし、これはガルエージェンシー自体も他社の探偵社の同様の疑惑に対してコメントしているように、ガルエージェンシーの言葉を借りれば
『あくまで「不自然だな」と感じてる点を並べただけで、「100%自作自演」だとは申しませんがこれがもし、万が一にも自作自演サイトだった場合、これは景品表示法に違反する行為となり立派な犯罪になりますので、探偵を選ばれる際にはご注意ください。』
ということになります。
他社を非難するために言った言葉が、結局は自社への戒めとなってしまっている状態なのではないでしょうか。。。
まさにお前が言うな状態
閑話休題
フランチャイズのガルエージェンシーに信用はあるか?
とはいえガルエージェンシーは今や、調査員800人(自社発表数値に基づく)を抱える巨大な組織である。弊社はガルエージェンシーの全てがダメとは言わない。そもそも、それだけ多くの人数がいれば、いい人もいるだろうし、悪い人もいるだろう。弊社だって叩けばホコリの出る身、人のことを言えた義理ではない。
しかし、今までガルエージェンシーは思うままにインターネット上で情報操作をし、巧みな広告戦略でユーザーを誘導してきた。しかし、それが今になって、裏目に出てしまった。まさにしっぺ返しとなっている状態だ。
また、誇張とは決して言わないものの、支局が124局、調査員が800名、学校を運営しているから精鋭ぞろいというものの、実はフランチャイズによる、事業所水増しだったと知れば、どう思うでしょうか?
実際にガルエージェンシーのフランチャイズを検討した人たちは次のような感想を寄せています。
ガルエージェンシーという名前は知っていたものの、フランチャイズ経営をしているというのに、まず素直に驚きました。実際に手がけるには、知識や経験、根気、体力など、お金以外に多くのものが要求されそうで、実際に自分がやりたいかとなると、二の足を踏んでしまいそうです。
探偵という職業は大変だけどやりがいがありそうで惹かれる気持ちも。開業資金は約300万ほどということですが、この金額でノウハウを教えてもらえるのであれば安いのではないでしょうか。今の時代は浮気の調査などで探偵を利用することが多いと聞きますし、仕事自体も多そうです。
この仕事をしていくのは頭脳も体力も必要そうなので、誰にでも勤まるものではなさそうではありますが。ガルエージェンシーは探偵業界とは全く縁のない私でもメディアなどで名前を知っていましたので、看板としては悪くはないという印象もあります。ただし、仕事がらみでトラブルなどになったときには危険がつきまといそうなのが現実的にはちょっと怖い部分にも思えます。
フランチャイズが悪いとは決して言わない。ガルエージェンシーが悪いとも決して言わない。ただ、ガルエージェンシーは探偵社であり、探偵業に専念するべきであり、自社のことは棚に上げて他社を叩くのはあまり関心しないし、そういう行為を行っていることが、逆にもっと信用を落とすのではないでしょうか。