社会問題

第72回一般社団法人日本地方新聞協会の全国大会が開催されました

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東京都四谷で日本地方新聞協会の全国大会が開催された

コロナ禍で行われた全国大会

11月16日、四谷にて一般社団法人日本地方新聞協会の全国大会が行われました。今年で第72回目の開催となる当大会は、コロナ禍での開催とあって、従来通りの会議場への出席と合せてインターネット回線を利用したテレビ電話システム、ZOOMを利用したリモート参加も取り入れての開催となりました。

また、一部、コンピュータープログラムによる音声読み上げも取り入れる実験的な取り組みも行われました。
初めに、当協会の現会長である冨田正敏氏によって、今回の趣意書が読み上げられ、当協会が設立された意義と役割を再確認しました。

自由と公正、正義を旗印に、報道活動に徹する

次に大会宣言が行われ、地方新聞綱領の基本理念である「自由と構成、正義を旗印に、報道活動に徹するとともに、主権在民である民主主義国家がさらに発展するようジャーナリズムの真価を発揮する」こと、「基本的人権を尊重し、平和と自由を守り、社会正義を貫く手段として言論・表現の自由の精神を堅持する」こと、流動する社会の中においての日本国家のあり方を報道を通じて国民に語り続けていくこと、そして、「いかなる権力にも屈せず真実の報道を行い、地域・読者に信頼される情報紙を目指し、地域社会の発展に貢献すること」が全員一致で決議されました。

また令和3年度の日本地方新聞標語入選作品発表も行われました。今回は応募総数1709通の中から8編の優秀作品が選出され、表彰状と賞金・副賞が授与されました。

日本地方新聞協会に求められているもの

最後に会長の訓示として、読売、朝日などの大手新聞各社が軒並み急激な部数減少に見舞われているなか、より地域に密着して根ざす当協会の存在意義が際立ってきていること、フェイクニュースなどが蔓延する現在、新聞社、報道機関として看板を掲げ、活動している当協会会員の使命と意義の重要性が増していること、また昨今の中華人民共和国による香港弾圧、台湾侵攻による悲劇を目の当たりにし、表現の自由こそ、日本が民主主義国家である所以であり、そしてその表現の自由を駆使して社会正義を実現していくことこそ、我々の使命である旨が話されました。

日本地方新聞協会

一般社団法人日本地方新聞協会(にほんちほうしんぶんきょうかい、JLNA;Japan Local Newspaper Association)は1950年(昭和25年)5月2日に設立された地方紙各社が加盟する内閣府所管の一般社団法人。
ウェブサイト → 日本地方新聞協会 (jlna.or.jp)

国際新聞編集部

ただただ謙虚な姿勢でありのままのことをありのままに伝えることこそ、 ジャーナリズムの本来のあるべき姿。 それを自覚はしているものの、記者も血の通った人間。 時にはやり場のない怒りに震えながら、 時には冷酷な現実に涙しながら、取材をし、 全ての記事に我々の命を吹き込んだ新聞を作っています。

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