社会問題

時効直前逮捕なるか!地面師ナスカジャパン今井洋の6000万詐取事件

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■地面師犯罪者の元祖ナスカジャパンの今井洋

最近になって殊更、地面師犯罪が取り沙汰されるようになってきた。世の中のシステムや仕組が昔よりもより厳格化され、また反社会勢力の排除が進んできたことも相まって、それまで隠し通せることができていた犯罪が、表に出るようになってきたのであろう。

そんな地面師の犯罪において、毎回必ず名前が挙がる人物がいる。ナスカジャパンの今井洋だ。通称「大門の大詐欺師」と呼ばれ、ブローカー界隈では知らない人はいなかったほどの人物だ。

ブローカーが集まるパーティーで石を投げれば、今井洋に騙された人に当たる、と言われているほど、今井洋に騙された人は多くいて、今井洋の詐欺被害話は枚挙にいとまがなく、それを裏付けるかのように、今井洋は不正な土地取引によって繰り返し逮捕もされている。それでも、そんなのは氷山の一角にすぎず、実際は表沙汰にならず、闇に葬られた虚偽登記やなりすましによる土地収奪は、もっともっとたくさんあるはずだと、まことしやかにささやかれている。

今井洋氏の名誉のためにこれだけは言うが、決して本誌では、今井洋が全ての地面師犯罪にかかわっているというつもりは一切ない。しかし、今井洋が虚偽登記・成りすましによって、巨額の契約金をだまし取ったものの、闇に葬られた事件があったことは、紛れもない事実である。今から採り上げる事件は、弊社の報道がなければ、やはり闇に葬られていた、大型の登記偽装による詐欺事件だ。

これは明らかに詐欺犯罪であり、詐欺の時効は20年。つまりまだ時効が成立していない。警察にやる気と良心があれば、今井洋を逮捕できるはずだ。

それにしても、なぜこの事件が今の今まで事件化しなかったのか、今井洋の騙しの手口の真相に迫る。

時効直前逮捕なるか!地面師ナスカジャパン今井洋の6000万詐取事件 3

■きっかけはオリンピック贈収賄犯・竹田恒和の息子恒泰の物件

もともと被害者が今井洋と知り合ったのは、のちにオリンピック贈収賄で有名となる竹田恒和の息子で、タレントとして活動している竹田恒泰の物件がきっかけだったという。当時、債権者が債務者の物件を任意売却するという話があり、被害者Aがその物件の現物を確認しに行ったところ、それが竹田恒泰の家だった。

そこで、同じく物件の内覧に来ていたのが、今井洋だった。そこで、お互い不動産業者として、名刺交換をしたことから、今井洋との付き合いが始まったという。

被害者Aは結局その物件には手を付けなかったものの、今井洋から、もっといい物件があるからと話を持ち掛けられたのが、のちに被害者Aが6000万円をだまし取られることとなる問題の物件だった。

ちなみに、余談になるが、この競売物件の売却のことがきっかけで、今井洋は竹田恒泰を取り込んだのであろう。今井洋の会社であるナスカジャパンに、竹田恒泰も事務所を構え、また竹田恒泰はナスカジャパンの取締役にも加わることとなる。

その後、竹田恒泰は自身のおばあちゃんの所有する「松見病院」をだまし取ったのではないかという騒動に発展する。(その件に関してはこちらの記事をごらんください→ナスカジャパン今井洋が偽造で寺院・病院強奪!竹田恒泰も関与?ナスカジャパン今井洋が偽造で寺院・病院強奪!竹田恒泰も関与?
地面師ナスカジャパン今井洋6000万詐取の一部始終 1
明治天皇の玄孫としてタレント活動を行う竹田恒泰

■怪しみながらも今井洋から決済を急かされて

今井洋が被害者Aに勧めてきた案件は借地権売買だった。借地権売買はトラブルが多いため、よほどのことがない限り、手を出すことはないが、被害者Aは、場所がよかったために、興味を持ったという。

この借地権者はKという人物という人間で、借地権売買に関しては全くの無知だったが、今井洋が連帯保証人となり、取引を進めるということだった。よって、取引の段取りは全て、Kという人物の代わりに今井洋が代理となって進められた。

その当時はまだ、今井洋の悪評はなく、芝大門にナスカジャパンという立派な会社を構えていたこともあり、であれば、取引も問題ないだろうと、被害者Aはその当時、今井洋を信じ切っていた。

時効直前逮捕なるか!地面師ナスカジャパン今井洋の6000万詐取事件

何よりも、天皇の玄孫を売りにする、日本オリンピック委員会会長の竹田恒和の息子である竹田恒泰も、今井洋の事務所にいたからだ。

被害者Aは不動産業を営んでいて、借地権物件の取引にも精通していた。今井洋が借地権者と同意ができているからということで、取引に当たり決済を急かしてきたが、地権者の承諾書も提出することを条件に、支払いは拒んでいた。借地権者とその借地の地主とはまた、別の交渉になるのであろうが、今井洋は確かに借地権者だけでなく地主との話もできているということだった。

その借地権には5000万円の抵当権が付いていたので、今井洋側から提示された条件は6000万円だった。借地権物件で抵当権が付けられているのは珍しく、またその抵当権をつけているのも、わりと大手のしっかりとした会社だった。今考えると、この会社も、今井洋にうまいことをいわれて、この物件をつかまされたのだろうと思われる節もあった。

この借地権物件の売主は、Kという人物であったが、叔母からの贈与でつい最近所有権が移ったものだった。つい最近所有権が移ったというのは気にはなったものの、贈与自体は珍しい事でもなかったし、お互い住所は同じだった。住所を同じにする親類同士が家庭内で贈与の偽装を行うなどということは、普通では考えられないことでもあり、被害者Aは、今井洋に急かされるままに、先払いとして5500万円の決済を行う。そして地権者の承諾書が用意できた時点で残金500万円を支払うということで、取引を進めた。

しかし、のちに知ることとなるが、この借地権所有者と名乗っていたKという人物も、とんでもない悪者で、反社会組織には属してはいなかったようではあるが、今でいう犯グレで、フィリピンから拳銃を密輸していたともいわれているほどの悪だった。

地面師ナスカジャパン今井洋6000万詐取の一部始終 2

■平気で大胆にすぐばれる嘘をついて突き通す今井洋

被害者Aは、すでにその時に、その物件だけでなく隣接する物件も買いあげる計画を立てていたので、確かに被害者Aも、契約を急ぎたいという気持ちはあった。というか、実はその時に、先だってその土地に隣接する土地を買い上げていた。

そんなこともあって、地主の確認ができていないことは気がかりではあったものの、万が一、地権者が承諾をしていなければ、そんな嘘はすぐにばれるし、その嘘をついた証拠も残る。そもそも、まともな神経を持っている不動産業者なら、そんな簡単すぎで大胆すぎる嘘をつくはずがないと、今井洋がいうがままに、地主確認の前に、残金の500万円の決済をしてしまう。

しかし、まさかのまさか、今井洋が、実は簡単で大胆ですぐにばれる嘘をついていたことが後で判明する

今井洋側に合計6000万円の支払いを終えて、残る土地の買い上げを進める傍ら、今井洋には早く地権者の承諾書を提出するように要求したが、そのたびに、地権者の承諾書が提出できない言い訳を重ね、だんだんその言い訳のつじつまが合わなくなってきた。そこで初めて、今井洋が虚偽登記で借地権を騙し売ったのではないかと、疑い始めた。

すると、奇妙なことが起こり始める。

地面師ナスカジャパン今井洋6000万詐取の一部始終 3

■今井洋に頼まれて脅迫に来た右翼も騙されていた

もともと被害者Aは、その土地の借地権だけを買うだけでなく、地上げするつもりで周辺地の買収を進めていることを今井洋にしたところ、慌てたように売主だったKが買戻しにやってきたという。つまり、周辺地買収を進めていけば、虚偽登記をしていた事実がすぐに明らかになってしまうからだ。つまり今井洋は即逮捕だ。

まだその時は、今井洋も売主Kも、被害者Aを騙したとは言わなかったものの、そうした状況から6000万円の契約金をだまし取るために、今井洋と売主Kが結託して虚偽登記をやってのけたことをすでに確信したという。

すると、ほどなくして売主Kは、ある日、有名な大物右翼を連れて、買戻しをするよう、圧力をかけてきたという。何も知らない大物右翼は、売主Kと今井洋らが借地権をだまし取られた、というでたらめな話を聞かされていたのだ。 今井洋は人をだましておいて、直後に自分は騙されたと被害者面して、買戻し交渉を仕掛けてきたわけだ。

しかし、いくら今井洋が口先だけで信ぴょう性を持ったせたような話をしたところで、嘘をついているのは売主Kであり今井洋の方だ。契約時の書類を見せれば、今井洋の嘘はすぐにばれる。実際、その大物右翼も、被害者Aから話を聞かされ、それらを裏付ける書類を見せられ、嘘をついていたのが今井洋の方だと言ことに気づき、この話から手を引くこととなった。

地面師ナスカジャパン今井洋6000万詐取の一部始終 4

■告訴もせず返金も要求しなかった理由

右翼からもそっぽを向かれた今井洋と売主Kは、契約金6000万円を返したくないのか、逮捕されたくないのか、あるいはその両方なのであろう。被害者Aに対して、買戻しに応じなければ殺すぞ、とあからさまな脅迫をしてきたという。

かと思えば今度は、押してもダメなら引いてみろとばかりに、この周辺物件の話をつけることができるから、地上げでもっと大きな利益が出せるのだ、だから一緒に地上げを仕上げようと、仕事の話を持ち掛けてくる。

殺すぞという脅迫も気味悪かったし、そもそもこの土地を足掛かりに地上げを仕上げたいという仕事欲もあったので、今井洋の提案に乗ることにしたという。すると今井洋は、あっけらかんと、虚偽登記をして、被害者Aを騙したことを認め、次のような提案をしてきた。騙した借地権の周りの地上げに協力してだまし取った6000万円以上の利益を出すという、なんとも身勝手な提案だ。

たしかにその土地の地上げがうまくいけば、6000万円以上の利益は簡単に出せそうだったことは、もともと被疑者A自身も考えていたことだった。買戻しに応じなければ殺す、という脅迫を受けていたこともあって、6000万円を返してもらわないまま、今井洋の提案に乗って、仕事で取り返すことに決めたという。

時効直前逮捕なるか!地面師ナスカジャパン今井洋6000万詐取の一部始終
近隣の買上を成功させるから告訴しないでくれと提出してきた計画書

■借地権者が旅行中に贈与を偽造した

被害者Aが騙された手口はかなり悪質な贈与の偽造だった。Kの叔母は、確かにその時の借地権を持っていたが、その叔母の借地権を自分のもののように偽造するために、まず、叔母に長期の旅行に行かせ、その間に、叔母の住所を勝手にKの現住所に変更するという、大胆かつ悪質なやり方で叔母の住民票を移し、その後に贈与を偽造。贈与を自然に見せかけるために、他人の住民票を移してしまうという、芸当をやってのけたのだ。

そして借地権者の本人であることの各種証書を作成つまり偽造の書類を作成し、それをもとに、被害者Aを騙して借地権売買の契約を成立させ、契約金6000万円をだまし取った。

しかし、ここで疑問が残る。こんな手口では、その場は騙せても、やがてばれてしまう嘘だ。しかも、住民票の移動や贈与の偽装などによって発行した公文書は、その嘘をついたことの動かぬ証拠となる。実際に、この後、ほどなくして、被害者Aが今井洋を通して売主Kから買った借地権は、本来の借地権者からの異議申し立てによって錯誤が法的に成立し、被害者Aは借地権を無効にさせられ、失ってしまったのである。

それにしても、今井洋はまさか、6000万円欲しさに、逮捕覚悟で嘘をついたのであろうか? その後の今井洋の周辺で起こる事件から考えると、もしかしたら、死人に口なしとばかりに、被害者Aの殺害も考えていたのかもしれない。

時効直前逮捕なるか!地面師ナスカジャパン今井洋の6000万詐取事件 1
今井洋は自らでたらめな保証書と作成し登記所を騙して贈与偽装に成功する

■騙された方が悪かったのか?

こうした事件が起こると、きまって「騙された方も悪い」と批判する人がいる。しかし、この件に関しては、100%今井洋が悪い。

被害者が注意を尽くしていなかった、油断していたのではないか、という人もいる。たいかに被害者Aは地主の確認をまずすれば、今回のような被害を事前に防止できたのかもしれないが、そもそも初めから悪意を持って契約金をだまし取る目的で、取引を入念に仕組まれていたために、被害者は地主確認をする前に決済せざるを得ない状況に追い込まれていった。

そもそも今井洋は登記所を欺き、公文書偽造をやってのけ、その書類を元に取引を進めていった。公文書は正真正銘嘘のない書類だというのが、大前提であるから、その書類を元に取引を進めた被害者Aに、誰も落ち度を求めることはできないであろう。

今でも登記所に行けば手に入れることのできる登記簿謄本には、当時、今井洋が虚偽登記をやってのけた足跡が確認できる。

地面師の足跡が刻まれた大変珍しい謄本である。

時効直前逮捕なるか!地面師ナスカジャパン今井洋の6000万詐取事件 2

■のちに知った今井洋の恐ろしさ

被害者Aはこうして「6000万円を返すから」と期待を持たされて続けて、今井洋の終わりの見えないでたらめ取引に延々と付き合わされる羽目になる。

しかしそれは、結局は今井洋がお金を返さないためにはどうすればいいかということをもとに仕組まれた取引であったであろうから、今の今まで、一円たりとも戻ってこないどころか、その債権さえ、消滅させられてしまうこととなる。

被害者Aは、この今井洋が被害者Aに契約金を返さないために仕組まれた、長いストーリーの過程で、今井洋がかかわる案件の周辺で起こる、様々な事件を目の当たりにすることになる。今井洋のブローカー仲間、その前後でうごめく暴力団員。今井洋に金を掴まされて不正を働いた警察官もいたという。そしてその中で、突然消息を絶つ人々、死ぬ理由もなかったであろう人の突然の自殺。 警察が立件できないだけであって、殺されてしまったに違いない自殺に見せかけた殺人。

そうした今井洋の周辺で起こる数々の事件を目の当たりにしてきた被害者は言う。6000万円を失ったことは悔やんでも悔やみきれないし、今井洋を絶対に許すことができないと、物静かに憤る一方で、今井洋に騙されてお金を失った人、財産を奪い取られた人、この世から消えていった人がいる中で、高くついたがある意味、いい勉強になったと、本誌に語った。

―次号に続く

次号予告:今井洋徹底糾弾シリーズ!赤坂ママ出産騒動&アロークロスペクト3横領事件

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