社会問題

市橋達也は自己流整形手術でハサミやカッターをどう使った?

市橋容疑者の逃亡

2007年3月に、英会話学校の美人英国講師であるリンゼイ・アン・ホーカーさんを強姦後に殺害し、指名手配となりながらも、二年半にもわたって逃亡を続けた市橋容疑者。

逃亡を始めてから二年後に、千葉県警より驚きの発表がなされました。

「整形手術を施し、逃亡当初と現在の顔が変わっている」

市橋達也は自己流整形手術でハサミやカッターをどう使った?社会問題 4
千葉県警が公表した市橋達也の手配時と整形後の写真。とても同一人物とは思えない

そして手配当時と整形後の写真が公開されたのですが、それを見た限り、もうまったくの別人でした。しかしその写真が公開されたことが功を奏したのか、その数ヵ月後に市橋容疑者に似た人がいるという、市民の通報により、逮捕に至りました。

逮捕後は当初、取調べに対して黙秘を続けるなどしていたこともあり、二年半にもわたる逃亡生活はベールに包まれていましたが、2011年1月26日に、市橋容疑者の逃亡生活を自ら語った「逮捕されるまで 空白の二年七ヶ月」という本が手記という形で発売されました。

■自分で整形手術をしたというのは本当か?

手記という形での逃亡生活の告白の中で、逃亡中に自分で整形手術をしていたということが判明した。痛さもさることながら、どうしたら整形できるかなんて、分からないんじゃないか?ということで、告白手記の内容は嘘ではないかとも言われていますが、市橋達也の父親は脳外科医、母親は歯科医であることから、市橋達也は幼少のころより医療に自然と親しむ環境にいたこともあるので、一般の人以上に医学的知識が豊富だったことが考えられます。

自らハサミで切り取り針で縫う決死のセルフ整形手術

市橋達也の手配時と後の顔の変化は以下の通り

  • まぶたは一重から二重へ
  • 鼻は低かったのが高くなった
  • 下唇が厚かったのが薄くなった
  • 左ほおに二つのほくろがあったのが消えた
  • 額が高くなった

と、文字にすると、いまいちぴんとこないかもしれませんが、逃亡前と逃亡後の写真を見比べてみると、かなり印象が変わっているのが一目瞭然です。ほとんどの人が同一人物であると判断することはできないのではないでしょうか。

市橋容疑者の顔への整形手術への執念はすさまじく、この整形のいくつかを、自ら、裁縫道具やカッターナイフなどを使って行っていたのだというから驚きです。

市橋達也の自己流整形手術は以下の通り

市橋達也は自己流整形手術でハサミやカッターをどう使った?社会問題 3
  • まぶた アイプチ 後に病院で二重に
  • ほくろ除去 方法 > カッターで削ぐ
  • 下唇を薄くする 方法 > はさみで切り取った
  • 鼻を細くする 方法 > 鼻筋の横から糸のついた針を突き刺した。
    (反対側から針を抜いて、 糸をギュッと締めた状態にして、また反対方向へ針を刺した。 それを何度も繰り返した。ちょうどラーメンのチャーシューの肉のかたまりをたこ糸でぐるぐる巻きに縛るようにして、 鼻を細くしようと思った)(手記より)

こうした自己流とも言うべき市橋達也の自分でやった整形手術に関して、専門家たちは、次のようにコメントしています。

鼻は顔の中でも痛みを感じやすい場所なので、さぞや痛かったでしょうが、縛るだけでしたらそんなに変化はなかったはず。 ただし、鼻を切開して中の軟骨を露出し、それを糸で縛り鼻を薄くする手術法は実際にあります。つまり、手術の方法は間違えましたが、方向性は間違っていないんです。よく考えつきましたね

聖心美容外科 東京院院長 伊藤康平

美容整形でベーシックにやる手術法ですが、普通の人間なら痛くてできません

共立美容外科・歯科 新宿本院副院長 浪川浩明

このように、確かに市橋達也のとった自己流整形はかなりの痛みを伴ったかもしれませんが、しかし、忘れてはならないのは、市橋達也に強姦の末に殺害されたリンゼイさんは市橋達也以上の苦しみを味わったに違いないのです。

今、自身で顔の整形を試みようとする人たちが、その様子を知るために、市橋容疑者の逃亡の手記を買い求めているといいます。いかにそれが凄まじいものであるか、そして決して自分で簡単に試みれることのできるものでないかを、手記や映画から知ることができるかと思います。

市原達也の手記

映画化された市橋達也の逃亡生活

出演:DEAN FUJIOKA, Writer:チームD, 監督:DEAN FUJIOKA, プロデュース:古賀俊輔, プロデュース:湊谷恭史
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なお、市橋容疑者の手記に関しては、市橋容疑者が本当に書いたものであるのか、疑問の声も上がっている。

国際新聞編集部

ただただ謙虚な姿勢でありのままのことをありのままに伝えることこそ、 ジャーナリズムの本来のあるべき姿。 それを自覚はしているものの、記者も血の通った人間。 時にはやり場のない怒りに震えながら、 時には冷酷な現実に涙しながら、取材をし、 全ての記事に我々の命を吹き込んだ新聞を作っています。

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