社会問題

吉松育美さんが川田亜子の二の舞いに?谷口元一トラブルの怪

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吉松育美

2013年12月16日、東京・有楽町の日本外国特派員協会で2012年のミス・インターナショナル世界大会で日本人初の優勝を果たした吉松育美さん(26)が記者会見を開いた。そこでは、今回のミス・インターナショナルに出席できなくなった

そもそもこれと同じような会見を、12月13日の東京地裁にある司法記者クラブでも行い、「記者の姿勢は積極的で、質問も沢山出たが、出身地の新聞(佐賀新聞)以外はどこも記事を載せなかった」のだ。吉松さん曰く、「正直なところ、失望した」とのこと。

司法記者クラブでの記者会見を開いたにもかかわらず、記事化されない理由として考えられるのは、

1、ニュースとしての価値がなかった

2、何らかの圧力やしがらみがあり、記事にできない

の二点である。

今回吉松さんが外国特派員協会で再び記者会見を開いたのは、日本のマスコミが、この事件に関して何らかの圧力やしがらみがあり、記事化にできないのではないか、と考え、日本の圧力やしがらみの影響が少ない、外国特派員協会を選んで記者会見をひらいたものと考えられる。非常にクレバーな選択だ。

事件の概要

現在、吉松さんが当然出席しなければならないはずのミスインターナショナル世界大会に出席できず、王冠の引き継ぎができないという、異例の事態になっているのだ。しかし、それに至った経緯はもっと深刻で残酷だ。

吉松さんの説明によると、芸能事務所の役員である谷口元一が吉松さんに対してストーカー行為を行った上、ミス・インターナショナル協賛企業に圧力をかけるなどした結果、主催者から体調不良のふりをして大会出席を見合わせるように求められたという。

そのストーカーを行ったとされる役員である谷口元一は、大手芸能事務所ケイダッシュの幹部で、関連会社パールダッシュ社長である。

ストーカー被害の詳細

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会見で涙ながらに説明した吉松さんの説明によると、最初に問題が起こったのは2012年春。格闘技の元プロモーターの男性が突然吉松さんの事務所に現れ、大手芸能事務所のオフィスに連れて行かれたという。その場で元プロモーターの男性から、「日本の芸能界で生きていくためには、『掟』として、事務所の会長に認めてもらわなければならない」と伝えられ、その後も男性は、系列事務所への所属を求めてきたという。だが、この大手事務所は反社会的勢力とのつながりが取りざたされていることから、吉松さんは所属を拒否。ストーカー行為が問題になっている男性は、この系列事務所の役員である谷口元一だ。

吉松さんは、この役員である谷口元一が(1)12年12年30日に日本テレビに「侵入」し、番組出演後の吉松さんを拉致しようとした(2)探偵を雇って吉松さんの事務所兼自宅を調べさせた(3)実家の電話番号を調べて両親に脅迫電話をかけた、と訴えている。

川田亜子の謎の自殺で脅す?

役員である谷口元一が吉松さんの実家にかけた電話の件では、08年に自殺した、元TBSアナウンサーでフリー転向後は役員である谷口元一の事務所に所属していた川田亜子さんの名前を出しながら、

「私は心配しています。娘さんが彼女のようになることを心配しています」などと話したという。この電話については、吉松さんは「あたかも心配しているような口調で言っているが、それは私や家族にとっては、『自殺することになる』『川田亜子さんのようになるぞ』という脅迫のメッセージにしか聞こえなかった」と憤った。この会話は録音されているという。

警察もこの件を採り上げない?

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会見に同席した弁護士によると、今回の事件には、録音や写真などの多数の証拠があるが、この件に関して、渋谷署に威力業務妨害罪で刑事告訴したものの、「警察も事件が沢山あるということで、なかなか受け付けてくれない。」とのこと。

同弁護士は現在、ケイダッシュの谷口による(1)暴力行為の禁止(2)周辺のつきまとい行為禁止(3)実家の両親に電話してはならない,といった内容の仮処分申請を行っているといい、今後は損害賠償訴訟も起こす予定。」という。

ストーカー被害に対しての、警察の対応の遅れがたびたび問題になる昨今、今回の吉松さんの場合は、ミスインターナショナルというネームバリューもあり、証拠もたくさんあるというのに、吉松さんの訴えを受け付けることに消極的な渋谷署の姿勢も、非常に疑問だ。

ヤフーの記事もなぜか削除!?

ほとんどのマスコミが採り上げないこの事件が、かろうじて日本のインターネットの大手ポータルサイト、ヤフーのニュース欄に掲載されたものの、12月17日の時点では、跡形もなく削除されている。

吉松さんは会見で、「これは私だけの問題ではなく、日本の社会の問題だということを分かってほしい」「普通の女性としては恐ろしいが、私はミス・インターナショナルで、自分の声(発信力)がある。だから日本の女性のために立ち上がることにした。」と述べた。

吉松さんは美しいだけでなく、非常に強くクレバーだ。吉松さんのような優秀な日本人女性は、日本の誇りである。こうした女性を、芸能界の闇の影響力に物を言わして痛めつける、川田亜矢子を死に追いやったとも言われているケイダッシュの谷口元一を、警察は一刻も早く逮捕するべきである。

吉松さんのアメブロまでサイバーエージェントによって 削除される?

さらに、吉松育美さんがサイバーエージェントが運営するアメブロを利用し、ブログを書いていたが、1月14日になんの予告もなしに、突然削除された。

吉松さんが、運営会社であるサイバーエージェントに問い合わせをしたところ、相手側の弁護士の、名誉棄損であるからという理由による要請によって削除をしたとのこと。

これに関しては、あくまでもブログのスペースを寄与しているだけであるサイバーエージェントとして、削除したことはやむを得ないことではあるものの、吉松さんに対してではなく、吉松さんのブログを運営しているサイバーエージェントに名誉棄損による警告を与えるという、谷口氏側の弁護士のしたたかさ、陰湿さを物語っている。

なお、これに関しては、後日記事は復旧した。

国際新聞編集部

ただただ謙虚な姿勢でありのままのことをありのままに伝えることこそ、 ジャーナリズムの本来のあるべき姿。 それを自覚はしているものの、記者も血の通った人間。 時にはやり場のない怒りに震えながら、 時には冷酷な現実に涙しながら、取材をし、 全ての記事に我々の命を吹き込んだ新聞を作っています。

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